映像の魔術師フェデリコ・フェリーニ映画祭が!

私は比較的映画を観るほうだと思います。数多くいる映画監督のなかで誰が好きか?と聞かれるとイタリアのフェデリコ・フェリーニの名前を上げます。フェリーニの映画は、他の監督では創り得ないような独特の感性があります。こんな映画を創れるのはフェリーニしかいない!毎回、彼の映画を観るたびに、そう思わされてきました。

この唯一無二の映画監督であると言っても過言ではないフェデリコ・フェリーニ、その生誕100年を記念した「フェリーニ映画祭」が開催されるという。残念ながらコロナ禍のなかでの開催であり、そこにブレーキをかけながらの実施ということになるのでしょうから、フェリーニ好きの私としてちょっと残念です。

現在発売中の映画専門誌「キネマ旬報」では、映画祭を記念して『生誕100、“今こそ”のフェリーニ!』と題した特集を組んでいます。

寄稿者は

◆画家・横尾忠則「味わえばいい。それだけのことだ。」
◆仏文学者・巌谷國士「フェリーニのシュルレアリスム」
◆映画評論家・小野耕世「“夢の探検家”の礎ーフェリーニとコミックス」 
◆女優・睡蓮みどり「磨き上げられた多面体の女たちーフェリーニの女性像」
◆西洋美術史・岡田温司「フェリーニの映像詩学ー異教とキリスト教のあいだで」

そして、

キネ旬編集部による11のキーワード
●永遠の故郷・リミニ ●嘘つこ名人 ●道化師と諷刺 ●ネオレアリズモ ●チネチッタ第5スタジオ ●“聖女”ジュリエッタ・マシーナ ●“娼婦”アニタ・エグバーグ ●“分身”マルチェロ・マシトロヤンニ ●“盟友”ニーノ・ロータ ●アカデミー賞5度受賞 ●私は映画だ

映画祭で上演される映画は

「白い酋長」(1952)
「青春群像」(1953)
「道」(1954)
「崖」(1955)
「カビリアの夜」(1957)
「甘い生活」(1959)
「8 1/2」(1963)
「魂のジュリエッタ」(1965)
「フェリーニのアマルコルド」(1973)

以上の9作品、モノクロの作品が多いですね。このなかで「道」「甘い生活」「8 1/2」 は、映画史に残る大傑作です。

上映はYEBISU GARDEN CINEMA
2020年7月31日~8月20日まで
詳しくは
YEBISU GARDEN CINEMA , フェリーニ映画祭HP

フェリーニは映画関係者に大きな影響も与えていて、ブロードウェイで世界的振付家で映画監督あったボブ・ホッシーはフェリーニを敬愛していて、彼の代表作映画「スイート・チャリティ」は「カビリアの夜」から、「オール・ザット・ジャズ」は「8 1/2」 から影響を受け脚色したものです。

あるいは、ロブ・マーシャル監督のミュージカル映画「NINE」も 「8 1/2」 から脚色したもの。

ちなみに、「フェリーニに恋して」なんていう映画も作られています。

ということで今回は好きなフェデリコ・フェリーニなので、多くの方にフェリーニを見てもらいたく映画祭の宣伝となりました(笑)

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