記憶と違ってた「ゴースト ニューヨークの幻」

映画「ニューヨークの幻」(1990年)

■監督:ジェリー・ザッカー
■出演:パトリック・スウェイジ、デミ・ムーア、他

「ゴースト ニューヨークの幻」は公開当時、映画はヒットし、テレビのお笑い番組で、死んで霊となった男とデミー・ムーア演じる女性が魂でふれあう場面を、陶芸のろくろを回す場面で、二人羽織をはおりでギャグる、笑いのネタにする、とかそんなことがあったように思います。そのためか、ろくろを回す場面で、死んだ彼氏の霊と交流するイメージが、映画にあったかのように頭に焼き付いていたのですが、映画を観ると全くの勘違いでした。

ろくろを回す場面は、まだ男が生きているときの、二人が愛し合っているときのじゃれあってる場面でした。あー、勘違いです。お笑いのギャグと映画の見せ場のシーンがこんがらがって私に記憶されていたのです。それを考えると記憶というものは、いい加減なものだなーと思わざる得ません。

物語は、恋人を突然失うという喪失から始まります。話は単純なのですが、愛し合っているとき、それも結婚を考えているときに、突然、強姦に襲われ彼氏を失ってしまうということ。しかしそれは、彼氏の同僚の裏切りからだったということから、死んで霊になってしまった彼氏が、彼女に降りかかるであろう災難から助けたいという一心で奮闘するわけですが、霊であるため独特のやりかたになり、それが映画的におもしろい部分です。死を逆手に取り、生きている間には見えなかった真実が、死後に見えてきたという逆説が、生きている今、私たちは本当に大切な人と向き合えているのかという問いを、静かに突きつけてくるわけで、この映画によって感情を大きく揺さぶりをかけられてくるのです。これがヒットした要因ですかね。人は皆、感動したいんですね。

これは映画の象徴のような曲「アンチェインド・メロディ」なくしては、語れないのですが、もともとは別の映画のサントラだったというのは、驚きです。私なんか、この曲を聞くと愛する男女の愛の歌にしか聞こえないわけですから。久々にこの映画を観て、主演のデミー・ムーアのなんてかわいいことか!その印象が強く残りました。彼女、実人生では映画を超えるような、壮絶な人生を送っているみたいで、びっくりしました。映画もいろいろ、人生もいろいろ・・・ですね。

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