チベット聖地巡礼Ⅱ-③ チベットで超ミラクル過ぎる体験
2019年11月、チベット聖地巡礼の旅、3日目。超ミラクルな体験をしました。それはことをオーバーに言うための飾り言葉ではなく、ほんとにレアすぎる体験なのでした。
ジョカン寺で超ミラクルな体験
チベット仏教の総本山とはジョカン寺。ここが天空の都ラサの中心地。全チベット人がジョカン寺めがけて五体投地しながら巡礼に来る最終地なのです。何故か?そのジョカン寺にはチベットにおいて最も重要な仏像が祀られているからです。チベットにおいて最も重要な仏像とは、世界的に見ても最も重要な仏像の一つとなるということです。
歴史的には、7世紀にソンツェン・ガムポ王がチベットを統一し、隣国の唐から文成公主を、ネパールからブリクティを妃として迎えました。占いに秀でた文成公主はチベットの国土が仰向けに横たわる鬼神・羅刹女の姿であり、その心臓がラサのオタン湖に位置していることを知り、厄災を鎮めるためにブリクティ王妃が湖を埋め立て寺院を建てたのがジョカン寺の始まりと言われているそうです。そしてその時にもたらされたお釈迦様の像が、チベットにおいて、もっとも大切な仏像とされているのです。
通常のこの仏像へのお祈りは柵の向こうからしかできません。その場所はいろいろなところから巡礼に来ているため、人でごったがえしていますし、人々の祈りを一身に受け止めています。
今回、ジョカン寺がしまった後に特別に入らせていただき、その最も重要な仏像が安直されている場所に入れていただき、仏様に金粉を塗る様子を拝謁させていただくことになりました。そして仏像の回りを右回りで三度回り、皆さんが購入した仏教画タンカに魂を入れていただきました。普通は店でタンカを購入して終わりです。昨年、私もタンカを購入しましたが魂入れなんてありませんでした。その魂を入れるやり方とは、お経を上げていただき麦を振りかける。魂を入れていただいた場所は、なんとその仏像の上です!
そして極めつけは、仏像の膝に頭をつけお祈りをさせていただいたのです!チベット人は五体投地しながら、生きとし生けるものの平安を祈ると言います。私もそうお祈りをさせていただきました。チベットにおいて最も重要な仏様に自らの額を付けて祈ることができた。これがどれだけレアな体験かは、私は一年前に視察で様子を見てるのでわかります。なかには入ることさえできないのですから。
だから一連の流れにはホントにびっくりしましたし、深い感動を得たとともに、魂が震えました。一同皆さんは涙を流されていました。チベットの方でもここまではできません。実際、現地の旅行会社の女性社長もその場に立ち会い、こんなことは初めての体験と涙ぐんでいました。
最後には、僧侶から日本は海に囲まれれおり、水害が多いからとそれを海に入れるといいと特別な丸薬や御守りとして有効なそも仏像が着ていた法衣の切れ端ををプレゼントされました。
チベットに旅行する日本人は数多くいるでしょう。しかしここまでのミラクル過ぎる体験をしたのは、今回参加した方々くらいしかいないのではないでしょうか?チベットに30回以上お客様を連れて渡航し、チベットに強いネットワークがあり、チベットといえばこの旅行会社という同行した担当者でも初めてのことなのですから。
ツアー前はここまでやれる保証はなかったので、そこまで告知することは正直できませんでした。しかしそれがほんとに現実化してしまうとは!まさに超レアなミラクルな体験だったと思います。そして、私の人生の中でも超貴重な体験の一つとなりました。※残念ながら写真撮影はできませんでした。
絶壁の洞窟で歴代の高僧が瞑想した超パワースポットのダグ・ウェルパ
ジョカン寺の超ミラクル体験の前には、標高4,500mの絶壁の洞窟で、歴代の高僧が瞑想した場所、ダグ・ウェルパの行きました。この旅行に行く前には、チベット仏教の勉強を少しはしましたが、それらの本に出てくる僧侶達がこの場所で瞑想をしています。現代の僧侶も瞑想修行しているそうです。
なぜ、高僧達はこの絶壁のなにもない洞窟で瞑想をこぞってしたのか?それはこの場所が特別なエネルギーを持つ空間だからに違いありません。さすがに4,500mは空気が薄い。足取りは重くなるも、体感する感覚は言葉で言えず、すごい!
峠にたなびくタルチョがザ・チベットという感じ。