2021年5月24日 / 最終更新日 : 2021年5月24日 服部 書物の森 実態を知らぬ他者達が様々な憶測を、暗示的な三島の戯曲 戯曲「サド侯爵夫人」 三島由紀夫 三島由紀夫の戯曲のこの戯曲は、あまりにも美しくそして官能的な日本語、それにホレボレしてしまう作品だった。この三島の作品を読みながら、舞台化するにはかなりの負荷で役者の力量が要求されるだろ […]
2021年5月21日 / 最終更新日 : 2021年5月21日 服部 書物の森 裏切りの想いが別の対象に向かっているような捻じれた小説 「午後の曳航」三島由紀夫 三島由紀夫の小説「午後の曳航」を読んだのですが、私としては、そのタイトルから持つ印象とは全く違ったものでした。私は大人のロマンスを書いたものかなと想像していたのですが、意外や意外、13歳の子供が […]
2021年5月20日 / 最終更新日 : 2021年5月20日 服部 書物の森 肉体への憧憬、微細な視点の告白を描いた小説 「仮面の告白」三島由紀夫 三島由紀夫の小説について、私は正直、ほとんど接点がありませんでした。40年前の学生の時に読んであまり面白いと感じずに、2冊目までは手を出さなかった。もしかしたら途中で投げ出してしまったかもわから […]
2021年5月19日 / 最終更新日 : 2021年5月19日 服部 書物の森 青年に宿った「金閣寺」という幻想の絶対美が狂おしく心を乱していく小説 「金閣寺」三島由紀夫 小説家の平野啓一郎さんが三島由紀夫の小説「金閣寺」解説して、なるほどと頷きながら見ている今月の「100de名著」(NHK・Eテレ)。この番組は毎回、名著を深堀していくので楽しく見ています。 ところで […]
2021年5月11日 / 最終更新日 : 2021年7月3日 服部 書物の森 「あるヨギの自叙伝」には精神世界に関するあらゆることが詰まっている 「あるヨギの自叙伝」パラマハンサ・ヨガナンダ(森北出版) 世界の多くの人たちに影響を与えた「あるヨギの自叙伝」という本があります。インドの聖者パラマハンサ・ヨガナンダの自叙伝で、彼は西洋社会にヨガを伝えた重要な人物です。 […]
2021年5月10日 / 最終更新日 : 2021年6月20日 服部 書物の森 絶体絶命下から始まるインド聖典「バガヴァッド・ギーター」こそ、コロナ禍に読みたい インド聖典「バガヴァッド・ギーター」 インドの聖典『バガヴァッド・ギーター』をご存知ですか? 「バガヴァッド・ギーター」は、紀元前5世紀頃から紀元前2世紀頃に古代インドに記されたといわれて、長大なヒンドゥーの叙事詩「マハ […]
2021年5月6日 / 最終更新日 : 2021年5月6日 服部 書物の森 時空の謎に理論的風穴を開けたのがアインシュタイン? 「アインシュタインまるかじり―新書で入門」志村史夫(新潮新書) 20世紀の天才といえばまず頭に思い浮かべるのがアインシュタイン。ベロを出した超有名な写真がありますが、私は数学が大の苦手。実は40年以上も前のことですが、数 […]
2021年4月23日 / 最終更新日 : 2023年8月22日 服部 書物の森 永遠の女性なるものよ、引きてわれらを高みへと導かん★神話と女神 「神話と女神」ジョーゼフ・キャンベル(原書房) ジョーゼフ・キャンベルといえばアメリカの神話学の第一人者。キャンベルは、英雄譚を分析した成果が有名なのですが、この本はそのキャンベルの数々の神話学の講義において、女神につい […]
2021年4月13日 / 最終更新日 : 2021年4月13日 服部 書物の森 偶然をどう捉えるかで人生は大きく変わる? 「偶然のチカラ」植島啓司(集英社新書) たとえば、近松門左衛門の文楽「鑓の権三重帷子」は偶然の出来事によって支配された悲劇にみえる。しかしそれは偶然であったのか、決して偶然とはいえない必然的な要素が見え隠れしたように思え […]
2021年4月7日 / 最終更新日 : 2021年4月7日 服部 書物の森 こんな私でもわかりやすくて、これはいいなと思うヨガの本 「ヨガの効果がアップする なりきりヨガ」西川眞知子(マイナビ出版) 日頃大変お世話になっているアーユルヴェーダの第一人者でその著作本も30冊以上という西川眞知子さんの新刊本『ヨガの効果がアップする なりきりヨガ』(マイナ […]