2021年5月10日 / 最終更新日 : 2021年6月20日 服部 書物の森 絶体絶命下から始まるインド聖典「バガヴァッド・ギーター」こそ、コロナ禍に読みたい インド聖典「バガヴァッド・ギーター」 インドの聖典『バガヴァッド・ギーター』をご存知ですか? 「バガヴァッド・ギーター」は、紀元前5世紀頃から紀元前2世紀頃に古代インドに記されたといわれて、長大なヒンドゥーの叙事詩「マハ […]
2021年5月6日 / 最終更新日 : 2021年5月6日 服部 書物の森 時空の謎に理論的風穴を開けたのがアインシュタイン? 「アインシュタインまるかじり―新書で入門」志村史夫(新潮新書) 20世紀の天才といえばまず頭に思い浮かべるのがアインシュタイン。ベロを出した超有名な写真がありますが、私は数学が大の苦手。実は40年以上も前のことですが、数 […]
2021年4月23日 / 最終更新日 : 2023年8月22日 服部 書物の森 永遠の女性なるものよ、引きてわれらを高みへと導かん★神話と女神 「神話と女神」ジョーゼフ・キャンベル(原書房) ジョーゼフ・キャンベルといえばアメリカの神話学の第一人者。キャンベルは、英雄譚を分析した成果が有名なのですが、この本はそのキャンベルの数々の神話学の講義において、女神につい […]
2021年4月13日 / 最終更新日 : 2021年4月13日 服部 書物の森 偶然をどう捉えるかで人生は大きく変わる? 「偶然のチカラ」植島啓司(集英社新書) たとえば、近松門左衛門の文楽「鑓の権三重帷子」は偶然の出来事によって支配された悲劇にみえる。しかしそれは偶然であったのか、決して偶然とはいえない必然的な要素が見え隠れしたように思え […]
2021年4月7日 / 最終更新日 : 2021年4月7日 服部 書物の森 こんな私でもわかりやすくて、これはいいなと思うヨガの本 「ヨガの効果がアップする なりきりヨガ」西川眞知子(マイナビ出版) 日頃大変お世話になっているアーユルヴェーダの第一人者でその著作本も30冊以上という西川眞知子さんの新刊本『ヨガの効果がアップする なりきりヨガ』(マイナ […]
2021年3月31日 / 最終更新日 : 2021年3月31日 服部 書物の森 人と水の妖精の幻想的異類婚が切なく悲しい 「水の精(ウンディーネ)」フーケ著(訳:識名章喜) まだ見てはおりませんが、現在公開中の映画「水を抱く女」の原作になっているのが、1811年に書かれたフーケの短編小説「水の精(ウンディーネ)」。映画をみる前に読んでみたく […]
2021年3月9日 / 最終更新日 : 2021年3月9日 服部 書物の森 現代ウィッチクラフト(魔女)の母と呼ばれる女性の本 「魔女の聖典」ドリーン・ヴァリアンテ (国書刊行会) またしても魔女についてです。著者のドリーン・ヴァリアンテは、現代魔女術の創始者であるジェラルド・ガートナーの弟子にあたる人。これまで見てきたようのと同じように、現代の […]
2021年2月11日 / 最終更新日 : 2022年10月22日 服部 書物の森 魑魅魍魎が跋扈する「百鬼夜行」 魑魅魍魎たちが跋扈する百鬼夜行絵巻、他の絵とは違う魅力を感じます。それは私にとっての妖怪絵巻の原点は子供の頃、映画館の大スクリーンで見た映画「妖怪百物語」のラストシーンにあります。妖怪たちが踊りながら進んでいくパレードの […]
2021年1月13日 / 最終更新日 : 2023年1月12日 服部 書物の森 不思議な聖書の暗号、私も少し考えてみた・・・ 聖書は世界で一番読まれている本といいます。この3,000年前に書かれ世界に大きな影響を与えてきた聖書、この聖書に人類の過去の主要な出来事や未来のことまでも暗号として書かれているのだという驚きの内容を書いた本がマイケル・ド […]
2020年11月23日 / 最終更新日 : 2021年2月10日 服部 書物の森 日本文化、感性の真髄は“陰翳”にあり 谷崎潤一郎「陰翳礼讚」 先週も書きましたがNHKの「100分de名著」で日本を代表する耽美派の小説家・谷崎潤一郎を取り上げていました。番組で取り上げていた谷崎の名エッセイ「陰翳礼讚」について私なりの観想を書いてみたいと思 […]