なんじゃ、こりゃ? 「蟻鱒鳶ル(アリマストンビル)」
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私の勤務先は、東京JR山手線・田町駅近く。出勤するときは田町駅を利用します。近くには慶応大学があります。その田町駅から10分ほど歩いたところに、なんじゃ、こりゃ?と思わず口に出てしまうような、不思議な建物があります。この建物は
蟻鱒鳶ル(アリマストンビル)
という名の建物。
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写真をみてもたらと、その異様さがわかろうというもの。作ったのは岡啓輔さんとうい建築家の方。住居兼店舗用建築とのこと。この建物はセルフビルドで立てたと言います。岡啓輔さんは、建築家でありながら、20代の時に舞踏というキャンるのダンスにはまります。舞踏は決まった所作があるわけでなく即興で身体表現するもの。
この体と脳がお互いに刺激し、反応しあうものを建築でできないかと、考えこの場所にその考えを活かしたてたそうです。だからこんな形しているんですね。岡さんのコンセプトは有名な建築家にも指示されたようです。
しかし、2009年、ここは再開発エリアになるから取り壊してほしいという要請がきました。現在、建物の周りで工事しているのは、再開発のためのようです。岡さんの結晶とでもいうべきもの、知人の弁護士と相談し、とにかくいいものを作り続け、広報に力を入れ、味方を増やせというわけで、解体するのではなく曳家にする案が出て今年の夏に10メートル移動することになったそうです。(曳家とは、建物を解体せずにそのまま移動すること)
まさに日本のガウディ。岡啓輔さんの活動は日本の建築分野に一石を投じるものになると面白いです。