アンコールワットの極私的な謎??

先日、一度は行ってみたいと思っていたアンコールワットへ行ってきました。アンコールワットは有名な遺跡ですし、人気の場所。そこについて調べているとヒンズー教の寺院として建てられたものの、時代を経て、現在は仏教寺院に変わっていること、多くのデバターと呼ばれる女神たちのレリーフがたくさんあること、また、観音菩薩の顔をした建造物(バイヨン)や、巨樹の根がまるでタコの足のように絡みつくタ・プロム寺院などインパクトある寺院遺跡など、一度行ってみたいと思っていました。

アンコールワットは、東京ドームの約15個分の広さがあるので、とても広く、さらに気温も高く暑かったこともあり、ヘロヘロになってしまいましたが、数々の神話や当時の民衆の生活をテーマとしたレリーフ、そしてデバター(女神)のレリーフも個性的で素晴らしく、舞踊アプサラのショーを見に行ったのですが、彫刻とリアルなダンスが重なって感じられたのはよかったです。

ところで、これはあまり知られていないようなんですが、現地のガイトの方に聞いた話で、アンコールワットには十字回廊という中心の場所があるのですが、その真ん中の石畳が一つだけ色が違います。この石の部分は彼によると、ペルーのマチュピチュと繋がっているパワースポットだと。ちょうどアンコールワットとマチュピチュは12時間の差になるとか。ほんとかどうかはわからないですが、緯度経度の同じグリッド線上に多くの遺跡群が建っていると聞いたことがあるので、面白いなと思いました。

それとどうしても見てみたいと思っていたのが、アンコールワット遺跡群の中の巨樹の根っこが絡みつく幻想的な寺院タ・プロムにある不思議なレリーフ。「ムー」はじめオカルト系などで取り上げられることが多い、時代的に見てあるはずのない恐竜ステゴサウルスと思しきレリーフ。確かにステゴザウルスにそっくりだけど、それはどう考えてもあり得ない話。私も感想は、神話の物語が各所で彫られているので、神話上の架空の動物なのでは?と思いました。

ちなみに、アンコールワットや巨樹の根が絡むタ・プロム寺院は、アンジェリーナ・ジョリーが主演し、世界的な人気ゲームを映画化した「トゥームレイダー」(2001年)の重要な場所としてロケ地として使われていてます。映画は、5000年に一度、惑星直列が起こり、その時、時を支配できる光のトライアングルと呼ばれる遺物の一部が、タ・プロム寺院の地下に(架空の)巨大空間があって、そこに密かに封印された場所があるという設定。それを狙うイルミナティとアンジェリーナ・ジョリー演じるトレジャー・ハンターのララ・クロフトの攻防という話になっています。ただ5000年前となると紀元前なので、アンコールワットやキーとなるタ・プロム寺院自体が存在していなかったということになりますが・・・。

Follow me!