フランス聖地巡礼⑥ UFO多発で地層逆転のブガラッシュ山と不思議なイシスの席
■UFO多発地帯、磁場が強いブガラッシュ山
フランスのブガラッシュ山というのをご存知でしょうか?2018年6月のフランスの旅は、ちょっと不思議な場所へ行きました。
ブガラッシュ山は、その地層が上の方が古くて、下に行くと新しい地層となるという不思議な山で「さかさまの山」と呼ばれているそうです。その原因はピレネー山脈誕生の時に地殻変動により両サイドから圧力が加わり、ひっくり返って折り重なった結果、古い地層が上に、新しい地層が下にという不思議な山を作ったということらしい。そのせいなのか、近辺は磁場が非常に乱れており、その山の上空は飛行機が飛ばないとか。
ところで、2012年12月21日にマヤ暦が終わり世界は終末を迎えると話題になったのを覚えていますか?人類滅亡を描いた「2012」という映画も公開されたりもしました。そのマヤ暦騒動の時、世界中のスピリチュアルな人たちが、ここだけは大丈夫と大挙してやってきたのが実はこの場所なのです。
というのもこの ブガラッシュ山 は、UFO多発地帯としても知られ、地下世界への入口があると噂されて山。そこで12月21日になるとUFOの母船が現れ、そこにいる人々を救ってくれるという噂がながれ 、避難を求める人たちが大挙して押し寄せてきたというのだ。そしてXデーの当日、マスコミが集まり警察と消防が出動する騒ぎとなったが、結局は何も起こらなかったというエピソードがあるのです。
そしてその山を挟むようにテンプル騎士団の城があり、火を灯して城と城が交信していたと聞きました。そういった逸話を聞くにつけ、この山、見てるだけで気のせいかフラフラしてきます。近所には数少ないお店があり、そこでUFOが飛んでいるブガラッシュ山の写真を売っていました(笑)
その麓には古い教会がありましたが、入口には五芒星のマークがあったり、タロットカードのモチーフとしたステンドグラスがあったり、イエスより聖母マリアがメインに配置されていたり、とにかく不思議な空間なのです。私は詳しくはないのですが、この教会には異端としてアルビジョア十字軍に滅ぼされたカタリ派の流れの教会らしくも見えるそうです。
この不思議な場所を案内してくれたのは、世界的ヒーリングミュージックのハーブ演奏家のアニ・ウイリアムスさん。至って快適な天気だったのですが、もう、そこは空から違いを感じました。龍なのかダンスしているのか、めったに見ない雲も出現しきました。私の錯覚かな?
■レンヌ・レ・バンの清らかな泉
そして、彼女のおおススメのすぐそばのレンヌ・レ・バンという小さな村の、現地の人しか知らないパワースポットを案内してくれました。その場所は森の中にあり、途中にある泉は清らかで、現代風沐浴するニンフに遭遇したり(というのも人気のいないこの森の中の泉で女性数名、水着姿で沐浴していました、びっくり!)。
あるいは、マグダラのマリアが歩いたであろうといういう道があったり・・・。マグダラのマリア?彼女はフランスからイギリスに渡ったという伝説もあったり、あるいは、南フランスで生涯を終えたという伝説もあります。
ほんとにびっくりしたのは小高い森の中にある、古代ケルトの時代に儀式が行われていたという特別な場所に案内してくれました。
■古代ケルトが儀式をしていたイシスの席
イシスの席という儀式を行った場所があるのです。森の小道を昇っていくと、椅子状にくり抜いた岩があり、そこに座るのです。ここで太古、エジプトの女神イシスの儀式をしていた? イシスとは、エジプトのオシリスを再生させた人気の女神。
イシスが息子のホルスを抱く像は、のちにキリスト教の聖母母子像に影響を与えていくことになるという通説があります。確かにイシス信仰は古代フランスに伝わっており、そうした不思議空間に触れることができたのは貴重な体験です。
そのイシスの席に座って少し瞑想したのですが、その後ちょっとフラフラになり、エネルギー酔いをしたような感覚に、なんだこの場所は?と感じたのでした。正直、鈍感な私ですが、私的には、すごくエネルギーの強い場所でした。
ランチをその近くの場所でしたのですが、お店には一角獣(ユニコーン)のタペストリーが、そうしたことも含めて私にとっては異空間?そして風景があまりの美しい!
まるで絵葉書のような風景とともに、人知れず沐浴する女性たちに遭遇したり、古代ケルトの秘密の場所で体感的に感じるものがあったりと南フランスは面白いですね~。実り多き一日でした