フランス聖地巡礼④ 異端カタリ派の砦と美しい街

2018年フランス聖地巡礼の旅。ルルドの泉を午後イチに出てフランスの南西部に向かいました。車で4時間かかるので車窓の景色を楽しむ感じです。

■異端とされたカタリ派の最後の砦

ドライバーのはからいで途中寄り道し、モンセギュールに寄りました。このモンセギュールですが山頂に砦のようなものがあります。

カタリ派モンセギュールの城

ここで異端とされたカタリ派がカトリックから弾圧を受け、最後にカタリ派がこのモンセギュールの城に立てこもり抵抗した場所です。それを聞き、ユダヤ人が流浪の民となったきっかけのイスラエルのマサダを思い出しました。

上にまでは登りませんでした。

カタリ派とは、カトリックとは違うキリスト教の立場で、グノーシス主義的色彩が濃厚な特異な教義としてカトリックから異端認定され弾圧を受けたました。

中世のフランス、異端審問で弾圧をうけたカタリ派は、最後の砦であったモンセギュールに立てこっていたのですが、カタリ派信者が改宗を拒んだため火刑に処せられといいます。

ところで、そのカタリ派には伝説があって、イエス・キリストの磔刑時にその血を受けた聖杯を持っていたのではないか?という話。カタリ派はこのモンセギュールの城から逃げる時に密かに持ち出したのではないか、という伝説があるのです。(聖杯伝説は、多々ありそれが真相かわかりませんが)

いずれにしても中世の闇のような話ですね。しかし、そんな話とうってかわり、風景はとても美しいです。絵のような世界が続きます。

景色がほんとに美しい!

■フランス南西部の田舎町に宿泊

そしてキヨンという街に行きました。フランスの南西部の田舎街です。キヨンはその昔、カタリ派が栄えた街のようですが、カタリ派自体は滅亡されてしまっています。

宿泊したキヨンのホテル

このキヨンのホテルに宿泊するのですが、フランスのガイドブックにも載っていないので日本人がとても珍しいのかもしれません。そのホテルですが、とてもいい感じで気に入りました。さすがフランス、おしゃれなんです。

夜が幻想的でした、どこか西洋絵画を連想させるような・・・。

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