2020年2月15日 / 最終更新日 : 2020年2月20日 服部 書物の森 精神と肉体は切っても切れない関係にある―神秘の謎へ 『神秘体験』山折哲雄(講談社新書) 日本を代表する宗教学者・山折哲雄氏の本、(この講談社新書は古いデザイン、書棚から取って読み返してみました。)温厚そうなオジさんのイメージが強い山折氏が神秘体験を語るなんて、ちょっと結び […]
2020年2月15日 / 最終更新日 : 2020年2月20日 服部 書物の森 今この目の前の現場に全身全霊で対峙する 『遠野物語』森山大道(光文社文庫) 日本を代表するカメラマン、路地裏を描写した森山大道氏、私にとっては、寺山修司の小説「あゝ、荒野」とのコラボレーション写真が鮮烈なイメージを放つカメラマンです。彼による写真集「遠野物語」 […]
2020年2月14日 / 最終更新日 : 2020年2月20日 服部 書物の森 カミとホトケとニッポン人 『神と仏 日本人の宗教観』山折哲雄(講談社現代新書) 神様、仏様。 我々日本人は人生のその時々において超自然的な存在に頼り縋る場所が違います。季節の行動においても、たとえば大晦日にはお寺からの除夜の鐘を聞き、元旦には神社 […]
2020年2月13日 / 最終更新日 : 2020年2月20日 服部 書物の森 遠野に伝わるお化け話を聞き書きしたことが・・・ 『「遠野物語」を読み解く』石井正己(平凡社新書) 有名な「遠野物語」は、明治41年、柳田国男は小説家の水野葉舟から、昔話ならいくらでも知っている珍しい男がいると遠野出身の佐々木喜善を紹介されたことから生まれたのがきっかけ […]
2020年2月13日 / 最終更新日 : 2020年2月20日 服部 書物の森 太陽の塔を巡る9つの難しい謎? 『謎解き太陽の塔』石井匠(幻冬舎新書) 1970年、丁度、私が9歳の時に開かれた大阪・万国博覧会、まだほんの子供だった私もこのイベントのシンボル的存在だった「太陽の塔」についてはインパクトある造形として残っています。その […]
2020年2月12日 / 最終更新日 : 2020年2月20日 服部 書物の森 妖怪はキャラが立ったモノに対する修飾語? 『妖怪の理 妖怪の檻』京極夏彦(角川文庫) 独特の作風が人気の小説家・京極夏彦氏による妖怪論「妖怪の理 妖怪の檻」は、文庫本にして500ページを超えるそれは読みごたえのあるものでした。 内容も驚くほどに、妖怪についてマニ […]
2020年2月12日 / 最終更新日 : 2020年2月20日 服部 書物の森 ウソウソ、ケソケソ時にはご注意を! 『妖怪談義』柳田國男(講談社学術文庫) 「遠野物語」が有名な日本民俗学の大家・柳田國男の「妖怪談義」。この本は妖怪研究のひとつのエポックなものとして妖怪学として重要な書物とのこと。 ここでは柳田は妖怪と幽霊について区別し […]
2020年2月12日 / 最終更新日 : 2020年2月20日 服部 書物の森 妖怪について学ぶことは、日本を、人間を知ること 『妖怪文化入門』小松和彦(角川ソフィア文庫) 昨今は美術館でも妖怪展を夏になると開催するようになり 市民権を得てきたと言えそうです。 本書の著者の小松和彦氏と言えば妖怪研究の日本を代表する第一人者であり、そのジ […]
2020年2月12日 / 最終更新日 : 2020年2月20日 服部 書物の森 道教の神々はアジア的宇宙観そのものような気がする 『道教の神々』窪徳忠(講談社学術文庫) 道教の廟に行くと原色キラキラ、龍や鳳凰が一杯いて眩暈がしそう。 どこか惹かれるところがあります。しかし、日本では道教はあまりなじみがなく、実際、かなり分野が広く歴史も多様でよくわか […]
2020年2月12日 / 最終更新日 : 2020年2月20日 服部 書物の森 出版界の風雲児は、荒ぶる魂を持つ男 『わが闘争』角川春樹(ハルキ文庫) 私の中で、異色の経営者といえば何人か思い浮かびます。 見えない世界にスポットを当てた舩井幸雄もその一人ですが、私が10歳代後半から20歳代前半の多感な時期に現れた2人の経営者は、ひとき […]