2020年2月12日 / 最終更新日 : 2020年2月20日 服部 書物の森 妖怪はキャラが立ったモノに対する修飾語? 『妖怪の理 妖怪の檻』京極夏彦(角川文庫) 独特の作風が人気の小説家・京極夏彦氏による妖怪論「妖怪の理 妖怪の檻」は、文庫本にして500ページを超えるそれは読みごたえのあるものでした。 内容も驚くほどに、妖怪についてマニ […]
2020年2月12日 / 最終更新日 : 2020年2月20日 服部 書物の森 ウソウソ、ケソケソ時にはご注意を! 『妖怪談義』柳田國男(講談社学術文庫) 「遠野物語」が有名な日本民俗学の大家・柳田國男の「妖怪談義」。この本は妖怪研究のひとつのエポックなものとして妖怪学として重要な書物とのこと。 ここでは柳田は妖怪と幽霊について区別し […]
2020年2月12日 / 最終更新日 : 2020年2月20日 服部 書物の森 妖怪について学ぶことは、日本を、人間を知ること 『妖怪文化入門』小松和彦(角川ソフィア文庫) 昨今は美術館でも妖怪展を夏になると開催するようになり 市民権を得てきたと言えそうです。 本書の著者の小松和彦氏と言えば妖怪研究の日本を代表する第一人者であり、そのジ […]
2020年2月12日 / 最終更新日 : 2020年2月20日 服部 書物の森 道教の神々はアジア的宇宙観そのものような気がする 『道教の神々』窪徳忠(講談社学術文庫) 道教の廟に行くと原色キラキラ、龍や鳳凰が一杯いて眩暈がしそう。 どこか惹かれるところがあります。しかし、日本では道教はあまりなじみがなく、実際、かなり分野が広く歴史も多様でよくわか […]
2020年2月12日 / 最終更新日 : 2020年2月20日 服部 書物の森 出版界の風雲児は、荒ぶる魂を持つ男 『わが闘争』角川春樹(ハルキ文庫) 私の中で、異色の経営者といえば何人か思い浮かびます。 見えない世界にスポットを当てた舩井幸雄もその一人ですが、私が10歳代後半から20歳代前半の多感な時期に現れた2人の経営者は、ひとき […]
2020年2月11日 / 最終更新日 : 2020年2月14日 服部 書物の森 弱さを知りそれを埋めていくことに勝機あり 『ひらめき教室 「弱者」のための仕事論』 松井優征&佐藤オオキ (集英社新書) タイトルにひかれて購入しましたが著者のお二人は、私の勉強不足、情報不足のため、はじめてお名前を知った次第。いずれの方も大活躍されているのに・ […]
2020年2月11日 / 最終更新日 : 2020年2月20日 服部 書物の森 時代を読む眼が本物であるということがわかる 『インターネット的』糸井重里(PHP文庫) この糸井重里氏の本、10年以上前に書かれたそうで、当時はそんなに売れなかったけれども、この時代になって、当時、糸井重里氏が発言していたことその通りじゃない?と評判になり文庫本化 […]
2020年2月11日 / 最終更新日 : 2020年2月20日 服部 書物の森 いかに私がバカなのかを知ることが賢くなる第一歩 『禅の教室 坐禅でつかむ仏教の神髄』 藤田一照&伊藤比呂美 (中公新書) 『バカな僕がバカな頭で賢い人を想像して、その想像を頼りに努力して、とうとう賢い人になったと思っている相変わらずバカな僕』 禅僧の藤田一照氏と詩人の […]
2020年2月10日 / 最終更新日 : 2020年2月20日 服部 書物の森 俺たちはみんな同じ神を持っている、ただ違うやり方で神につかえているだけ 『ユダヤ教 キリスト教 イスラーム 一神教の連環を解く』菊地章太(ちくま新書 ) ユダヤ教、キリスト教、イスラム教という三大宗教は一神教であり、ひとつの神様を信仰していますが、この神が同じ神であるということを知らない方も […]
2020年2月10日 / 最終更新日 : 2020年2月20日 服部 書物の森 死んだらどうなるのか?チベット死者の書は語る 『チベット死者の書』に関する2冊の本 「チベット死者の書」と呼ばれるものをはじめて知ったのは、1993年にNHKスペシャルで放送された時でした。<死者の書>という響きに惹かれたのを覚えています。今でもその番組があったこと […]