2021年10月27日 / 最終更新日 : 2021年10月27日 服部 書物の森 エジプトの「死者の書」について、あれこれ想いを巡らせて エジプトの「死者の書」と呼ばれているものがあります。この「死者の書」という響きがずっと気になっていました。死者のための本、チベットの「死者の書」もそうですが、「死」という全人類にとって未知なる領域を偉大なる文明が残した本 […]
2021年10月7日 / 最終更新日 : 2023年2月1日 服部 書物の森 「不思議の国のアリス」は、時代背景も不思議な想像力に影響している 「不思議の国のアリス」はファンタジーという領域を超えてホントに不思議な夢の話なんですが、作者のルイス・キャロルが生きた時代背景もその創造力に影響を与えているように思えます。彼の年表とその時代のキーワードを見るとそう思えて […]
2021年10月6日 / 最終更新日 : 2021年10月6日 服部 書物の森 日本を代表する思想家・梅原猛による日本人の死生観とは? ユリイカという月刊誌があり、1994年の臨時増刊号に「死者の書」と題した特集号があり、そこに日本を代表する思想家・梅原猛の「あの世の話―日本人の死生観」という原稿がありました。これを読んでみたら面白かったので、それを箇条 […]
2021年10月5日 / 最終更新日 : 2021年10月5日 服部 書物の森 名作「曽根崎心中」へ独自の視点で切り込んだ本 「心中への招待状 華麗なる恋愛死の世界」小林恭三(文春新書) 心中と聞けば私が連想するのが近松門左衛門の数々の作品、特に「曽根崎心中」は強烈に訴えかけてきます。映画化もされており宇崎竜童、梶芽衣子が主演した「曽根崎心中」 […]
2021年10月4日 / 最終更新日 : 2021年10月4日 服部 書物の森 諸星大二郎を巡る2冊の本、さらにその深みを知る 諸星大二郎の漫画を読んでいると、数々の古代遺跡が出てきて、実はそこにはこんな意味があったと異界へと通じるスポットであり超古代史的な意味が隠されている?なんて思えてくるわけです。 たとえばムック本の「文藝別冊 諸星大二郎 […]
2021年9月21日 / 最終更新日 : 2021年9月21日 服部 書物の森 神話、民俗学、考古学、宗教を縦横無尽に駆け巡る、諸星大二郎の漫画がすごい! 「妖怪ハンター」という漫画を初めて読んだとき大変驚いた記憶があります。妖怪と銘打ちながらも、そこには神話、民俗学、考古学、宗教といった要素がないまぜになり、この世界の異界へと扉が開きこの世界には別次元の世界が存在している […]
2021年9月14日 / 最終更新日 : 2021年9月14日 服部 映画 吸血幻想の闇へ② 私は吸血鬼という幻想にすこしばかり興味を持っているのですが、この吸血鬼という存在を様々なメタファーとしてとらえるとそこには、人の心の奥深くにある憎しみや嫌悪といったドロドロした感情のマグマを見ることができます。そこには感 […]
2021年9月8日 / 最終更新日 : 2021年9月8日 服部 書物の森 現代日本人と宗教の関係性についてわかりやすく分析した本 「宗教と日本人」 岡本亮輔 (中公新書) 岡本亮輔氏の「宗教と日本人 葬式仏教からスピリチュアル文化まで」という本は、私もスピリチュアル文化の一端を担いでいることもあり、その点でなかなか日本のある側面を浮き彫りにしている […]
2021年8月27日 / 最終更新日 : 2022年9月15日 服部 書物の森 ケルトを色濃く残すアーサー王の伝説 「アーサー王伝説」(リチャード・キャヴェンディッシュ著) 最近はケルトに興味を持っているのですが、そこに登場してくる象徴的な存在としてアーサー王の伝説があります。このアーサー王について、私自身はほとんど知らずに来ました。 […]