2021年10月4日 / 最終更新日 : 2021年10月4日 服部 書物の森 諸星大二郎を巡る2冊の本、さらにその深みを知る 諸星大二郎の漫画を読んでいると、数々の古代遺跡が出てきて、実はそこにはこんな意味があったと異界へと通じるスポットであり超古代史的な意味が隠されている?なんて思えてくるわけです。 たとえばムック本の「文藝別冊 諸星大二郎 […]
2021年9月21日 / 最終更新日 : 2021年9月21日 服部 書物の森 神話、民俗学、考古学、宗教を縦横無尽に駆け巡る、諸星大二郎の漫画がすごい! 「妖怪ハンター」という漫画を初めて読んだとき大変驚いた記憶があります。妖怪と銘打ちながらも、そこには神話、民俗学、考古学、宗教といった要素がないまぜになり、この世界の異界へと扉が開きこの世界には別次元の世界が存在している […]
2021年9月14日 / 最終更新日 : 2021年9月14日 服部 映画 吸血幻想の闇へ② 私は吸血鬼という幻想にすこしばかり興味を持っているのですが、この吸血鬼という存在を様々なメタファーとしてとらえるとそこには、人の心の奥深くにある憎しみや嫌悪といったドロドロした感情のマグマを見ることができます。そこには感 […]
2021年9月8日 / 最終更新日 : 2021年9月8日 服部 書物の森 現代日本人と宗教の関係性についてわかりやすく分析した本 「宗教と日本人」 岡本亮輔 (中公新書) 岡本亮輔氏の「宗教と日本人 葬式仏教からスピリチュアル文化まで」という本は、私もスピリチュアル文化の一端を担いでいることもあり、その点でなかなか日本のある側面を浮き彫りにしている […]
2021年8月27日 / 最終更新日 : 2022年9月15日 服部 書物の森 ケルトを色濃く残すアーサー王の伝説 「アーサー王伝説」(リチャード・キャヴェンディッシュ著) 最近はケルトに興味を持っているのですが、そこに登場してくる象徴的な存在としてアーサー王の伝説があります。このアーサー王について、私自身はほとんど知らずに来ました。 […]
2021年8月24日 / 最終更新日 : 2021年8月24日 服部 書物の森 眼も喜ぶ?聖なる場所+芸術をピックアップした雑誌 特集「とっておきの聖地」(「芸術新潮」2021年8月号) 「聖地」とは? 以前私はこのブログで宗教学者の植島啓司氏の「聖地の想像力-人はなぜ聖地をめざすのか」という書物で、その定義を9つの要素で定義していました。(記事「 […]
2021年8月23日 / 最終更新日 : 2022年10月19日 服部 書物の森 自然のリズムを描いたケルト紋様、書いてみようと思ったら大変だった(;^_^A 「ケルト紋様の幾何学」(アダム・テットロウ著) ケルトと聞いて想起するのは音楽であり、渦巻き紋様です。渦巻きはよく生命の根源的な象徴的表現とも言われることを度々、本などで目にすることがあります。「ケルト紋様の幾何学」は、 […]
2021年8月19日 / 最終更新日 : 2021年8月19日 服部 書物の森 プラハのカバラ伝説「ゴーレム」を題材にしたドイツ幻想小説 「ゴーレム」グスタフ・マイリンク(今村孝・訳) 第一次世界大戦下、グスタフ・マイリンクによるドイツの幻想小説「ゴーレム」、偶然、図書館で見つけて借りて読んでみた。ゴーレム伝説はプラハのユダヤ人による人造人間の話なんですが […]
2021年8月11日 / 最終更新日 : 2021年8月11日 服部 書物の森 ユーラシア大陸の端と端の島、古代遺跡からみる文化 「縄文とケルトー辺境の比較考古学」松木武彦(ちくま新書) 縄文とケルト、興味深いタイトルに惹かれました。私は考古学に興味があるわけではないけれど、一部でちょっとした縄文ブーム?があることと、ケルトについては、キリスト教以 […]
2021年8月4日 / 最終更新日 : 2021年8月4日 服部 書物の森 死んだらどうなるのか?哲学者による簡易な考察 「死んだらどうなるのか? 死生観をめぐる6つの哲学」伊佐敷隆弘(亜紀書房) 死んだら一体どうなるのか?この人にとっての大いなる謎は、古今東西において宗教や哲学をはじめ様々な考えを膨らませてきたし、未だ持って人類の最大の謎 […]