2022年2月4日 / 最終更新日 : 2022年2月4日 服部 美術・工芸・演劇 実存の叫びと太陽、ムンク 北欧の画家ムンクと言えば「叫び」が代表作で、ギャグになるほどよく知られた作品です。それだけインパクトがあり、様々な感じ方ができる絵、なんじゃ、こりゃ、と言いたくなるほど鮮烈であり強烈な色彩と人物表現。精神病理を解説した本 […]
2022年2月3日 / 最終更新日 : 2022年2月3日 服部 美術・工芸・演劇 ムスリムの世界を紹介した展覧会 「イスラーム王朝とムスリムの世界」展(東京国立博物館) 東京国立博物館で「イスラーム王朝とムスリムの世界」展が開催されています(2022年2月20日まで)。昨日の記事でも書いたのですが、私はムスリムの世界について、世界に […]
2022年2月1日 / 最終更新日 : 2022年10月10日 服部 美術・工芸・演劇 2つの「不思議の国のアリス」の世界へ没入する空間 昨年、突然「不思議の国のアリス」というキーワードが降りて来たのは昨日の記事に書いた通りです。その「不思議の国のアリス」というキーワードで検索すると、いろいろ出てくるんですね。アリスのヘンテコリンな世界は、なにやらビジネス […]
2022年1月28日 / 最終更新日 : 2022年1月28日 服部 美術・工芸・演劇 静謐な夢幻空間に女性達が・・・、デルヴォーの世界 ベルギーの幻想的な絵を描くポール・デルヴォーという画家は、20代の頃シュルレアリスムに関する展覧会を見て、独特の世界に魅かれ、その名前を覚えた画家です。ベルギーにはデルヴォー以外に、ジェームス・アンソール、ルネ・マグリッ […]
2022年1月17日 / 最終更新日 : 2022年1月17日 服部 美術・工芸・演劇 19世紀末のイギリスは、唯美主義運動で感性を磨いた 1980年にイギリスで起こった唯美主義運動。産業革命後の大量生産に走る商業主義や実用性を目的とする功利主義を批判、『芸術のための芸術』を標語に、芸術は唯、美しくあればいいとするこの運動は、社会や政治に対するメッセージ性や […]
2022年1月14日 / 最終更新日 : 2022年1月14日 服部 美術・工芸・演劇 ゴヤが描く世界は目に痛いのだ・・・ 今から40年前の学生の時、「幻想美術」に関する新書本を読んだときにゴヤの絵が掲載されており、この絵、すごいなと思ったのが、たぶんゴヤという名前を刻んだ初めてだったと思います。惹かれた絵は「ロス・カプリーチョス」という有名 […]
2022年1月12日 / 最終更新日 : 2022年1月12日 服部 美術・工芸・演劇 未だ色あせない魅力を放つマン・レイのマルチな才能 マン・レイの名前を知ったのは、今から40年前の学生時代にシュルレアリズム展を見に行った時だと思います。「アングルのバイオリン」という写真が展示されていて、なんという組み合わせ!と驚いた記憶があります。女性のヌード(背中) […]
2022年1月6日 / 最終更新日 : 2022年1月6日 服部 美術・工芸・演劇 100年前、イタリアで起こった“未来派”野郎たち 今から100年ほど前、イタリアで起こり全世界へと飛び火した芸術運動に「未来派」があります。1909年フランスのフィガロ紙に掲載されたイタリアの詩人フィリッポ・マリネッティによる「未来派宣言」。 この後、「未来派絵画技術宣 […]
2021年12月21日 / 最終更新日 : 2021年12月21日 服部 美術・工芸・演劇 増上寺の狩野一信が描いた五百羅漢図、忘れ難い強烈なインパクト! 東京・芝公園にある増上寺。後ろには東京タワーが見え徳川家とも縁が深い浄土宗のお寺。雪がシンシンと振り、案内をしていた体が心底冷えた、舩井幸雄の公的な葬儀が行われたのはこの増上寺でした。ここには、幕末時代に狩野一信という絵 […]
2021年12月20日 / 最終更新日 : 2021年12月20日 服部 美術・工芸・演劇 天才絵師・伊藤若冲の「五百羅漢」石仏群がユニーク 近年評価がつとに髙い伊藤若冲。その異様なまでの精緻な筆遣いが、若冲としかいえない独特な世界観を見せてくれます。その若冲が晩年に制作に関わったという石峰寺(京都)の五百羅漢の石仏群。 若冲は天明の大火で焼け出されたあと、妹 […]