古代エジプトの息吹に触れて②~ライデン国立古代博物館蔵「古代エジプト展」(愛知県立美術館)

ライデン国立古代博物館蔵「古代エジプト展」 (愛知県立美術館)

昨日に続き、愛知県立美術館で開催中のライデン国立古代博物館蔵「古代エジプト展」についてです。一口にエジプトと言っても、その文明の萌芽は前5000年紀といいますから、今から7000年前ということになります。前4000年紀末にはエジプトに統一国家ができ、前30年、有名なクレオパトラの時代、ローマ帝国に征服されるまで続いたわけですから、とてつもなく長い時間が流れているわけです。その時間の流れは私の想像力を超えていると言ってもいい。キリストの出現が2000年前ですから、その歴史からすれば、遥か遥かその昔ということになります。かの地ではオシリス、イシスといった神々が信仰され、死後の世界のためにミイラを作ったりしていたわけです。

この古代エジプトをヨーロッパに伝えた最大のきっかけは、ナポレオンによるエジプトへの軍事遠征(1798~1801年)で、その成果が「エジプト誌」としてまとめられたこと。しかしその前に、ヨーロッパから初期の旅行者の一団がいて、オランダ人であったそうです。 ライデン国立古代博物館 はオランダなので、エジプトとの結びつきは意外と深いということなんですね。展示されていた当時のオランダ人による「コリネリス・ドゥ・ブラウンの旅」という本の挿絵には、あのスフィンクスが砂に埋まり頭部のみ突き出している様子が描かれていました。このスフィンクスの胴体が砂に埋もれるのに一体何年もの月日が流れたんだろうと思うし、それがその間放置されてきたというのも、現代から見れば不思議な気がします。

ところで、エジプトの古代文字ヒエログリフがナポレオンの軍隊がロゼッタストーンを発見したことによるとは、どこかで読んだ記憶があったのですが、そのロゼッタストーンがどんなことが書かれてあり、ヒエログリフの解読につながったのか?ということを調べようとまでは興味もなかったので、わからないままでした。が、今回そのレプリカが展示されており、その理由がわかりました。これは、意外と私の中では大きな気づきでした。つまり、ロゼッタストーンには三段の文字が掘られており、上段にヒエログリフ、中段にデモティック(古代エジプトの民衆語)、下段にギリシア語であることから解読できたことがわかったのです。

つまり、このロゼッタストーンはギリシア人支配の王朝であるプトレマイオス朝(クレオパトラもその時代)のもので、ギリシア語が公用語でもあったと言います。私はエジプトの歴史についてほとんど知らないといっていいですが、古代エジプトは王朝が統一されたり、分裂したり、幾度か外国勢力に征服された時期があるということ(ヌビア人、アッシリア人、ペルシア人)。3000年近い歴史において紆余曲折があったということです。

エジプトと聞いて想起されるツタンカーメンとピラミッド、がその歴史的時間の隔たりは1000年以上あるということ。なかなか1000年と言う時間の隔たりを意識し感じ、それらを見ていくことは学者ではないので難しいのですが、かの地には凡庸な頭の想像を超えるような文明が発達していたんだと思うだけで、ワクワクしてきますね。

オンライン配信「エジプト・スピリット!」(←クリック)

●「古代エジプトの神々のエネルギーと覚醒の記憶を呼び起こす方法」(vol.1:約48分、vol.2:約55分)
心理カウンセラー・町田明生晴

古代エジプトの叡智とエネルギーは、私たちが太古の昔まだ覚醒して宇宙とつながっていた時の記憶を呼び起こしてくれるでしょう。4000 年前にワープして古代の叡智を受け取る方法をお伝えします。

●神々とファラオが愛した香りと音(約41分)
全脳活性プロデューサー・山岡尚樹

古代エジプトでは、ファラオの聖なる儀式には高貴な香りが使われていました。また各地の神殿の壁画には、神聖な音( バイブレーション)を生み出す道具がたくさん描かれています。人の脳と心を活性化し高次のステージへ導く、香りと音についてご紹介します。

●エジプトについて(約44分)
実業家・サラハ・アミン

古代エジプトについて神殿の歴史を通じて語ります。

6人が語るエジプト(←クリック)

(1)数霊セラピーシステム開発者★吉野内聖一郎氏 (2)心理カウンセラー★町田明生晴氏 (3)クリスタルボウル演奏者★和泉貴子氏 (4)全脳活性プロデューサー★山岡尚樹氏 (5)ダウジング・ソウルセラピー創始者★平野紀江氏 (6)アニソンシンガー★奥井雅美氏

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