イスラエル聖地巡礼④ カバラが栄えた街とイスラエルのクリスマスは暑かった

マグダラのマリアとユダヤ神秘思想カバラの街

2018年12月イスラエル聖地巡礼4日目。イエス・キリストが数々の奇跡をおこなったと言われているガリラヤ湖の夜明け。

午前中は、マグダラのマリアの出身地といわれるマグダラの遺跡へ。ここにはイエスが生きていた時代の船が発見されてそれが展示されています。教会にはイエスとマグダラのマリアの絵画が並置して飾ってありました。そして、ぺテロ召命教会へ。

マグダラの村

ペテロ召命教会

そのあとサフェド=ツファットに移動しました。ユダヤ教には口伝で伝えられた密教である「カバラ」という神秘思想があり、このサフェドはカバラが栄えた街です。しかし、今日はユダヤ教の安息日のため、商店はすべて閉じ、敬虔なユダヤ教徒がシナゴークでお祈りを捧げる日なのでした。なので、頭にはキッパを被り、よく写真など見かける白と黒の服を着たユダヤ教徒たちが、がらんとした街を歩いていました。

サフェド(=ツファット)

敬虔なユダヤにとってはとても大切な日のため、写真も不用意に撮ることはよくないと現地の方から聞いていたので、なんとかこのサフェドにあるカバラ・センターの前まで行き、どんなとこなのかを、見てみたいと思いました。さんざん探した結果、カバラ・センターはあったのですが中にも入れず、写真撮ることはできませんでした。街の地図にはカバラ・センターがあり、そこには「生命の樹」が!それがあることを確認できたことだけでも収穫です。ガイド本を見てもそのような場所は載っていないので・・・。

12月クリスマスのイスラエルは暑かった!

午後は、ナザレに向かいましたが、こちらはアラブ人のキリスト教徒が多い街なので、逆に街の様子はクリスマス一色です。ユダヤ教の安息日で商店も閉まり厳かな感じのサフェドと比べ、商店は開き音楽が流れて 、人がごった返しているのは、あまりにも対称的で驚きました。訪問したナザレは12月といっても暑く、雪の日にサンタクロースという我々のクリスマスのイメージとは大違いです。

ナザレでは、マリアの井戸がある聖ガブリエル教会とマリアがキリストを受胎したと天使から告げられた場所という、受胎告知教会に行きました。大きな教会で、世界中から人々が集まっています。壁面には様々なマリア像も。この教会はキリストよりも聖母マリアがメインの教会です。

その後、カエサリアのローマ統治時代に作られた円形劇場に向かいましたが、大移動のため、残念ながら開館時間に間に合いませんでした。せっかくなので、海岸に出て夕日を楽しみました。目の前に広がるのは地中海、海の向こうはギリシャなのだそうです。そして最後はまたまた大移動で、エルサレムに向かいました。今夜はエルサレム泊です。

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