2020年2月17日 / 最終更新日 : 2020年2月17日 服部 書物の森 一見でたらめに見える逆転こそが社会矛盾を告発する手段か 『新釈 四谷怪談』小林恭二(新潮社新書) 映画ではなく歌舞伎による鶴屋南北の「東海道四谷怪談」を観たときは、強烈な印象を受けました。というのも、この話はお岩さんの幽霊しか知らなかったで、実はもっと奥深い話があったことをそ […]
2020年2月16日 / 最終更新日 : 2022年9月17日 服部 人物 一週間、試してみたらあなたの輝きが変わる 『幸運は「準備している人」に訪れます』暁玲華(王様文庫) 私がいつも大変お世話になっている古神道研究家の暁玲華さんという方がいます。古神道、神道、神社を研究して20年、暁さんは、直感からひらめいたことを、女性に珍しく徹底 […]
2020年2月16日 / 最終更新日 : 2020年2月20日 服部 書物の森 ニッポンを再発見させた歴史的名著 『遠野物語』柳田国男(集英社文庫) 柳田国男といえば民俗学の父で、「遠野物語」を直ぐに連想します。ただ、知識としては知っておたものの、私はその「遠野物語」をつい最近まで、読んでみようとは思いませんでした。食わず嫌いの部類 […]
2020年2月16日 / 最終更新日 : 2020年2月20日 服部 書物の森 民俗学の祖から想を得た妖怪博士による漫画妖怪絵巻 『水木しげるの遠野物語』原作:柳田国夫・漫画:水木しげる(小学館) 水木しげるが、柳田国男の「遠野物語」をもとに漫画を描いているもの。「遠野物語」は当地出身の佐々木喜善の訛りのある話を柳田国男が聞き、それを文語体に書きな […]
2020年2月15日 / 最終更新日 : 2020年2月20日 服部 書物の森 同時多発で、無限分裂する漂泊するすごい存在 『宗教の力 日本人の心はどこへ行くのか』山折哲雄(PHP新書) 日本人における宗教とは? 日本を代表する宗教学者である山折哲雄氏は、底に横たわっているのは“ゆるやかな宗教心”であるとしています。 我々日本人は過激な宗教行 […]
2020年2月15日 / 最終更新日 : 2020年2月20日 服部 書物の森 精神と肉体は切っても切れない関係にある―神秘の謎へ 『神秘体験』山折哲雄(講談社新書) 日本を代表する宗教学者・山折哲雄氏の本、(この講談社新書は古いデザイン、書棚から取って読み返してみました。)温厚そうなオジさんのイメージが強い山折氏が神秘体験を語るなんて、ちょっと結び […]
2020年2月15日 / 最終更新日 : 2020年2月20日 服部 書物の森 今この目の前の現場に全身全霊で対峙する 『遠野物語』森山大道(光文社文庫) 日本を代表するカメラマン、路地裏を描写した森山大道氏、私にとっては、寺山修司の小説「あゝ、荒野」とのコラボレーション写真が鮮烈なイメージを放つカメラマンです。彼による写真集「遠野物語」 […]
2020年2月14日 / 最終更新日 : 2020年2月20日 服部 書物の森 カミとホトケとニッポン人 『神と仏 日本人の宗教観』山折哲雄(講談社現代新書) 神様、仏様。 我々日本人は人生のその時々において超自然的な存在に頼り縋る場所が違います。季節の行動においても、たとえば大晦日にはお寺からの除夜の鐘を聞き、元旦には神社 […]
2020年2月13日 / 最終更新日 : 2020年2月20日 服部 書物の森 遠野に伝わるお化け話を聞き書きしたことが・・・ 『「遠野物語」を読み解く』石井正己(平凡社新書) 有名な「遠野物語」は、明治41年、柳田国男は小説家の水野葉舟から、昔話ならいくらでも知っている珍しい男がいると遠野出身の佐々木喜善を紹介されたことから生まれたのがきっかけ […]
2020年2月13日 / 最終更新日 : 2020年2月20日 服部 書物の森 太陽の塔を巡る9つの難しい謎? 『謎解き太陽の塔』石井匠(幻冬舎新書) 1970年、丁度、私が9歳の時に開かれた大阪・万国博覧会、まだほんの子供だった私もこのイベントのシンボル的存在だった「太陽の塔」についてはインパクトある造形として残っています。その […]