牧野宗永さんが語る「チベット死者の書」の死後の旅路の「意成身」とは?

ネパールのチベット密教寺院で長く修行、五体投地を10万回、金剛薩埵の瞑想を10万回などの想像を絶するハードな前行を行い、リンポチェ(高僧)よりチベット密教の奥義を伝授され、その後、日本で仏教コミュニケーターとして活躍する牧野宗永氏。天空の聖地チベットでは独特の仏教が発展し、「密教」として口伝で伝わりました。輪廻転生の死生観が強いチベットでは死をどうとらえているのでしょうか?

人は死ぬとどうなるのか?

チベット密教では肉体を離れ意識だけの状態=意成身となり、中有・中陰の状態のパルトに入ると言われています。来世の転生へ祈りを込めて、死にゆくものへと語りかける「チベット死者の書(パルト・トドゥル)」についてチベット寺院で学んだ牧野氏がその一部を無料動画で語ります。

※「チベット死者の書」はバルト・トドゥルと紹介されることが多いですが、実際にてチベット語を学び修業した牧野氏によると「バ」ではなく「パ」と発音するとのことで「パルト・トゥドル」と紹介しています。

<牧野宗永 プロフィール>

大学の仏教学科卒業後、ネパールのカトマンドゥへ留学し、約11年間チベット仏教僧院に滞在する。
五体投地10万回など、過酷な前行を2回成就させ、チベット仏教ニンマ派の伝える密教の教えであるゾクチェンの伝授を受ける。
そのほか、チベット仏教ニンマ派の高僧たちから多くの貴重な伝授、灌頂を授かる。
帰国後、チベット仏教の叡智を美術や教育を通して伝える「仏教文化コミュニケーター」として活動している。

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●インドの死生観・・・西川眞知子(60分)
●古代エジプトの死生観~エジプト死者の書~・・・サラハ・アミン(75分)
●チベット密教の死生観~チベット死者の書~・・・牧野宗永(97分)
●神道の死生観~弓前文書~・・・荻野継男(75分)
●ケルトの死生観・・・武部好伸(84分)
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