古代エジプトの息吹に触れて④~国立ベルリン・エジプト博物館収蔵「古代エジプト展」(江戸東京博物館)

国立ベルリン・エジプト博物館収蔵「古代エジプト展」(江戸東京博物館)

東京・江戸東京博物館で開催されている国立ベルリン・エジプト博物館収蔵「古代エジプト展」(2021年4月4日まで)は、「天地創造の神話」という副題があるように、エジプト神話をテーマとしていました。

古代エジプトの世界は多神教、様々な神々がいるのですが、そもそもの始まりは、この世界の始まりは光がない闇が支配する「原初の海」であるヌンが存在していた。この大海から自力で出現したのが創造神アトゥム、アトゥム神は大海を漂っていたが「原初の丘」と呼ばれる陸地が現れる。

創造神アトゥム神は、唾を吐く(あるいは自慰をする)ことで、大気の神シュウと湿気の神テフヌトを生み出す。その後、 シュウ神のテフヌト女神の間に、大地の神ゲブと天空の女神ヌウトが誕生する。この二柱の神は初めはお互い重なり合っていたが、シュウ神が間に入り、天を押し上げて大地を引き離し、天は上に地は下にその間に大気が存在することになった。

この大地の神ゲブと天空の女神ヌウトから、有名なエジプトの神々、オシリス神、イシス神、セト神、ネフティス神の4柱 が誕生することになる。これがヘリオポリス神話であり、ヘリオポリスの9柱神と呼ばれている。以上が、この展覧会からの説明です。

しかし、この展覧会で初めて知ったのですが、原初の海から創造されたこの世界は永遠に続くものでなく、終末が訪れる運命であるというのでした。それは、この世界を作り上げたアトゥム神がこの世界を消し去ってしまうというのです。そして再び世界は、暗闇が支配し混沌とした原初の海ヌンだけの世界に戻ってしまいます。ただし、そこにはにヌンだけではなく、創造神であり太陽神であるアトゥム神と再生の神であるオシリス神の2柱が生き残り、再び世界を創造するというのです。展覧会場には、その新たに創造される世界がどんなかは説明がありませんでしたが、エジプト神話において終末が訪れ、原初の海に戻ってしまい、そこから再び世界が始まるというのが、一種の驚きでもありました。

環境問題、気候変動をはじめとする地球自体における様々な問題や昨今のコロナ・・・、かつて恐竜が滅んでしまったように、私たち人間もいつの日か滅んでしまうことになる終末の世が訪れるのでしょうか?

『原初の神は、かつてオシリスが殺害され復活した後、彼の居住地を冥界に与えた。オシリスは、それを恐れたため、創造神は彼に、世界の終焉後mその側で存在し続けることを約束した。創造は予言された幾百万年の後にも完遂することはなく、原初の神はそのサイクルを意識的に中断させ構築された世界を破壊するのである。すべては、生まれ出し元の原初の海ヌンへと再び沈み、創造神は、その原初の姿であるヘビに変身し、オシリスとともに無とすべてを包み込んだ原初の海に在り続けるのである。』(以上、展覧会カタログ「古代エジプトと神々の世界」ベルリン国立博物館群エジプト博物館副館長 オリビア・ツォーンの寄稿文から引用)

国立ベルリン・エジプト博物館収蔵「古代エジプト展」公式HP

オンライン配信「エジプト・スピリット!」(←クリック)

●「古代エジプトの神々のエネルギーと覚醒の記憶を呼び起こす方法」(vol.1:約48分、vol.2:約55分)
心理カウンセラー・町田明生晴

古代エジプトの叡智とエネルギーは、私たちが太古の昔まだ覚醒して宇宙とつながっていた時の記憶を呼び起こしてくれるでしょう。4000 年前にワープして古代の叡智を受け取る方法をお伝えします。

●神々とファラオが愛した香りと音(約41分)
全脳活性プロデューサー・山岡尚樹

古代エジプトでは、ファラオの聖なる儀式には高貴な香りが使われていました。また各地の神殿の壁画には、神聖な音( バイブレーション)を生み出す道具がたくさん描かれています。人の脳と心を活性化し高次のステージへ導く、香りと音についてご紹介します。

●エジプトについて(約44分)
実業家・サラハ・アミン

古代エジプトについて神殿の歴史を通じて語ります。

6人がエジプトを語る(←クリック)

(1)数霊セラピーシステム開発者★吉野内聖一郎氏 (2)心理カウンセラー★町田明生晴氏 (3)クリスタルボウル演奏者★和泉貴子氏 (4)全脳活性プロデューサー★山岡尚樹氏 (5)ダウジング・ソウルセラピー創始者★平野紀江氏 (6)アニソンシンガー★奥井雅美氏

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