イスラエル聖地巡礼① まさに創世記の世界、巨大なクレーターに驚く!

イスラエルは想像していた以上に安全、ラモン・クレーターの景色に感動する!

2018年12月にイスラエルに行きました。直前にアメリカのトランプ大統領がアメリカ大使館をエルサレムへ移転すると発表し、テレビではパレスチナ人がデモをしているというニュースが流れ、ちょっと心配なイメージを抱きつつトルコのイスタンブール経由でイスラエルへと向かいました。

が、実際のイスラエルに入ってみると、テレビのニュースで見るような物々しい雰囲気は全然ありませんでした。ニュースで流れているのは、ガザ地区であり、それ以外の場所は平穏でした。まずはテルアビブの市内に入り、少し歩きましたが、日本で歩いているのとまったく変わりません。やはり現地に来てみないとわからないですね。

まずは、そのテルアビブにある独立記念ホールに行きました。ここはイスラエルの建国の父とされる初代首相のベン・ベングリオンが独立宣言をした場所です。このベングリオンという人物について全く知りませんでしたが、イスラエル滞在中にその偉業の数々を聞き、素晴らしい政治家だったのだと認識を深めていくことになります。彼が先頭を切っていかなければ現在のイスラエルはなかったかもしれないと言っていいくらいです。

テルアビブ
独立記念ホール

その後は、ネゲブ砂漠にある超ド級のラモン・クレーターへ行きました。イスラエルは国土のほとんどが砂漠の地。ものすごい広さのクレーターには圧倒されます。

目の前の絶景に「すごい!」の一言。

ラモン・クレーター

ちなみになぜそこに行ったのかというと、クレーターの崖に建つベレシート・ホテルという場所に行くためです。このホテルに翌年、イスラエル・ツアーを計画しており、このホテルに宿泊をしたいと考えています。ホテル名のベレシートとはヘブライ語で旧約聖書に出てくる創世記の意味だそうです。まさに目の前に広がるクレーターの景色は創世記の世界です。

旅行会社の石田社長、そして、現地旅行会社アミエル社のエステルさんと51コラボの門脇さん
ベレシート・ホテル

ちなみに砂漠の、それもクレーターの崖に超一流のホテルを建て、さらに水を供給しプールまで作るという技術、イスラエルは技術開発の先進国なのですが、まさにその一端を見たような気がしました。イスラエル初日はこの地ミツペラモンで宿泊ですが、ベレシート・ホテルは高すぎるので別のホテルで宿泊となりました。

◆ユダヤ・ハヌカの祭り

イスラエルに行ったとき、どこのホテルでも燭台にロウソクが灯されていました。それがとても雰囲気があり、さすがユダヤ人の国と感じたのですが、灯りをともすのは理由があってユダヤの「ハヌカの祭り」とのことのようなのでした。

このお祭りは、ユダヤ暦キスレブ月(?よくわかりません・・・)の25日から8日間祝われるとか。調べると今年は、私が日本を発った12月12日がそれにあたるようでした。このハヌカは「メノーラー」と呼ばれるイスラエルの有名な燭台より、ロウソクを2本立てるところが多い「ハヌキア」というのを使うそうです。

お祭りの由来は『紀元前二世紀、イスラエルの地はシリアのギリシア人の支配下にありました。彼ら(ギリシア人)は占領政策としてヘレニズム文明を広め、ユダヤ教のおきてを禁じました。割礼や安息日を守ること、トーラーの勉強を禁じたり、神殿に偶像を入れようとしたわけです。(ユダヤ教では偶像崇拝が禁止されてます)

このような弾圧を受け、ユダヤ人はついに反乱を決意。強力なギリシア軍に勝利し、紀元前165年にエルサレム神殿を奪回し、開放しました。エルサレム神殿を占領していた時、ギリシア軍は神殿の燭台(メノラー)を点す油の壺を皆汚したそうです。ユダヤ教弾圧の一環ですね。しかしユダヤ人が神殿を取り戻した時、汚されていない油壺が一つだけ見つかったそう。

しかもその油は、一日ももたないくらいの量しかなかったのにも関わらず、点してみると八日間も燃え続けたとのこと。この奇跡を記念して、祭日としてハヌカがお祝いされるようになりました。またそのため、ハヌカは別名「光の祭り」とも呼ばれます。』(引用:公益法人日本イスラエル親善協会HPより)

このハヌカの祭りですが、現代ではクリスマスのように子供が親からプレゼントをもらう行事になっているようです。

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