ビートルズ「フール・オン・ザ・ヒル」とタロット「愚者(フール)
51コラボでは現在、「タロット、覚醒への旅」と題した販売期間限定のスペシャル・オンライン・コンテンツを配信中です。こでなぜタロットなのかというと、それは単なる占いのツールを超えたものと認識をしているからです。カードに描かれた絵は、寓意的であり、人の無意識領域の本質を捉えたような、それは普遍的なものであり、叡智を含んだとても奥深いものと思っているからです。
一例を見てみようと思います。タロットには大アルカナと呼ばれる22枚のカードがあります。絵札には様々な絵が描かれ、カードそれぞれに番号が振られています。そのなかで、0番が振られているものがあります。「愚者(THE FOOL)」と呼ばれているものです。タロットはそこに描かれた図像を自分なりに(?)読み解いていくわけですが、まずは、絵がとてもユニークなんです。
私はタロット占いをするわけではないので、詳しくはないのですが、絵をみると若者がこれから旅にでようかとウキウキした感じなのですが、荷物は巾着一つの軽装備。足元をみれは崖っぷちに立っていて、一歩間違えば落ちてしまうような印象。でも若者はそんなことを意に介しないような感じなのです。足元には犬がいて、注意を促しているのか、若者を祝福しているのか。その若者の左手にはバラが。そして向こうの景色には雪山がみえている。
カードは、いまだ何者でもないものであり、明るい未来や無限の可能性を夢見ていて、一般的な常識にとらわれない自由な心、感性といったようにリーディングされるようです。タロットの第一人者と言えば、鏡リュウジ氏ですが、彼の本によると
「従来の枠組みに収まらない、いまだかたちにならない純粋なエネルギーを表す。これが現れた時には、未知の可能性に対しての恐れと魅力、その両方が喚起されている。内なる子どもを殺してしまわないように、しかし、その子どもが未熟なゆえにとるリスクを意識しつつ、次のアクションを考えることが必要になるときだろう。」(※鏡リュウジの実践タロットリーディング(朝日出版社)から引用)と書かれてあります。
カードに割り当てられた番号は、0番と言うのもとても象徴的です。無から有へと向かう若者そのものの番号かもしれません。背後の太陽は、これから何者かになろうとする、若者を祝福しているかのようです。
ここで鏡リュウジ氏が、あっ、といいたくなるようなことを紹介していました。何かと言うとあのビートルズの有名な曲「フール・オン・ザ・ヒル」。文字通り、丘の上の愚者だ!作詞はポール・マッカートニー。あのビートルズもタロットの影響を受けている!?
「タロット、覚醒への旅」,そこから何が見えてくるのでしょうか? 魂成長のために・・・