日本人のDNAに刻まれた開運法がここにある

「神さまを100%味方にする 開運和柄」富士川碧砂を読む

日本人は八百万の神、あらゆるものに神を見出してきた民族です。神だけではなく、妖怪画の一等最初のものと言われている「百鬼夜行」に登場する目に見えない存在も、実は、古い道具たちなんです。細部に神は宿る、山の神、海の神、動物も神・・・。この脈々と続く日本人の奥深いところに根付いた感性こそが、私たちの特徴を表しているように思います。

一年先まで予約が埋まっている人気の占い師・富士川碧砂さん。富士川さんは2つの顔を持っていて、もう一つの顔は人気声優。いろいろな番組のナレーションも担当されているので、どこかで富士川さんの声を聞いている可能性があります。

その富士川さんですが、過去、過労で倒れ臨死体験をした経験があります。それがきっかけでオーラが見えるようになり、占いの世界に入ったそうです。フジテレビ「突然ですが占っていいですか?」という番組に彼女が出演された回をご覧になった方は、そのオーラ透視にインパクトを受けた方も多いのではないでしょうか。

そうした能力?には実は歴史の流れがあって、富士川さんのおばあさんも、山形で農作業中に倒れ臨死体験を経験し、そこから警察も相談に来るような霊能者となったというですね。血筋というか、血は争えないということですね。

さらに、富士川さんは友禅の染工房を経営していたおじいさん、呉服屋を経営する実家で育っています。日頃から着物に慣れ親しんでいる環境だったということです。現代日本人は、私もそうなんですが、着物は縁遠いもにになっており、彼女がこの本で提唱している和の開運力は、着物などの柄が、実はそこに開運の願いが込められているというものです。富士川さんが着物屋の娘であったこと、そして血筋的にも見えない世界に通じる流れがあったこと、この2つが日本人の奥深いところに根付いた感性を見出すことに成功したように思います。

着物をはじめとした和柄の持つ象徴性が潜在意識に働きかけていく、そうしことについて語ることができるのは富士川碧砂さんしかいないでしょう。多くの占い師、ヒーラーさんなどがいますが、彼女の視点は和柄という点においてオリジナルであり、人生とリンクしている部分であり、強みの部分だと私は思います。

元来、サービス精神が旺盛な富士川さんですが、2016年に出たこの「神さまを100%味方にする 開運和柄」は、彼女の渾身の作になっていて、相当な情報量がこれでもかと入っています。章立ては以下のようですが、そのボリュームは260ページもの大作、彼女の活動の一つの集大成になっているような本です。

●着物に込められた開運力を生かす
●色をまとい海運力を昇華させる
●着物を通じて最上のご利益をいただけるパワースポット
●数字のパワーをいただける最強の開運和柄
●願望物質化を実現してくれる最高の開運和柄
●開運和柄はこうして日にの暮らしに取り入れる

開運について富士川さんは以下のように書いています。

『自分が生かされていることに手を合わせ、感謝の気持ちを持つこと。そして、その自分を生かす目に見えない力がはたらいて、豊かな人生を送るようにと願うこと。それが「開運」の一語に秘められた思いです。着物には、すべてにその「開運の力」が込められています。』(※「開運和柄」富士川碧砂・著から引用)

声優という職業柄、ハードな仕事をされているも、臨死体験を経験し、死を意識した富士川さんだからこそ言える実感ある言葉。 頭が固い学者さんでは決してかけない良質な日本人論になっていると思いました。

神さまを100%味方にする 開運和柄 日本人のDNAに秘められた《願望物質化》 開運和柄ぬり絵

※富士川碧砂さんによる日本人独自の開運法を明らかにした「和の開運」スペシャル。特典映像含め5時間半のオンライン配信映像です。(画像をクリック)

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