ネパール聖地巡礼① この世の肉体は借り物、ネパール・聖と俗の世界

2018年11月、チベットを回った後、ラサからネパールに向かいました。飛行時間は約1時間半。この飛行では、特別な絶景を見ることができます。

■飛行機でヒマラヤ山脈超え、エベレストがまじかに・・・

飛行機はヒマラヤ山脈の上空を横切ります。世界一高い山エベレストの脇を飛行していくんです。運がよければ(天気、飛行機の席)、ばっちりエベレストを見ることができます。私はラッキーにエベレストをまじかで眺めることのできる席でした!

飛行機の窓から見るエベレスト やヒマラヤ山脈、すごい!

この飛行時間は、まさにヒマラヤ山脈を横切るので世界の屋根といわれる地球でもすごい場所を上空から見ることができます。1時間半釘付け、窓をずっと眺めていました。そして、ネパールのカトマンズに入ります。

■普通に火葬が行われるヒンドゥー寺院パティパシュナートへ

ネパールはチベットよりかなり低いので、グッと体が楽になります。気温も暖かいので、チベットでは薄手のダウンジャケットを羽織っていましたが、それも必要ありません。
まず、向かったのは世界遺産にもなっているヒンドゥー教の寺院・パシュパティナートに行きました。ネパールはヒンドゥー教徒がほとんどです。パシュパティナートはインド大陸の4大シヴァ寺院の一つに数えられえているネパール最大のヒンドゥー教寺院とのこと。

ヒンドゥー教寺院・パシュパティナート

寺院の脇にあるバグマティ川は、聖なる川とみなされガンジス川の支流となっています。この河岸では、アエルガートという火葬場があり、私が行ったときも火葬が行われていました。輪廻転生を信じるヒンドゥー教徒はお墓を作りません。ここでこの世に授かった肉体を火葬し、その遺灰を聖なるバグマティ川に流すのです。

火葬が行われ遺灰は聖なるバグマティ川に流されます 。

このパシュパティナートにはヒンドゥー教徒以外は入ることができません。そこで、寺を一望できる小高い丘にいくのですが、エッカイダス・ルドゥラと呼ばれる塔があり、シヴァ神の象徴であるシヴァリンガが祀られています。

シヴァリンガを祀るエッカイダス・ルドゥラ
パシュパティナートを一望する 。

街なかにでると道路は、車とバイクと人が行き来する混雑した状態。チベットとは違う混とんとした世界が広がります。チベットが<生と死>の対比を感じる場所ならば、ネパールは<聖と俗>の混沌としたエネルギーを強く感じました。

■カトマンズを見渡す目玉寺院パティパシュナートへ

パシュパティナートを後にして、ネパール最古の仏教寺院と言われているスワヤンブナートに行きます。スワヤンブナートは小高い丘に建ち、カトマンズを代表する景観を作っています。そう、ネパールというとよくこの目玉の仏塔の写真を見かけます。

小高い丘に建つスワヤンブナート
四方を見渡すブッダアイ

この目玉はブッダアイと呼ばれ四方を見渡しています。その塔の周りには、マニ車が並び巡礼者が右回りで歩いています。チベットでもそうでしたが、コレラと言って聖なるものを右回りで回ります。

マニ車、巡礼者はマニ車を回しながら歩きます。
でっかい金剛杵があり、多分にチベット仏教のにおいを感じます。
スワヤンブナートはモンキーテンプルと呼ばれ猿が多くいます

チベットからネパールに入り、標高も低くなり体も楽になりました。気温も高くチベットで着ていた薄手のダウンジャケットもいりません。温暖な気候です。

ヒマラヤを挟み、陰と陽の世界が広がっていることを、現地に行き強く感じました。

スワヤンブナートにて。

51コラボは、2019年11月、チベット&ネパールツアーを企画しました(募集済み)。

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