宙に浮いた巨石?いったい何のために?
石の宝殿・生石神社(兵庫県)
以前、CS放送のヒストリーチャンネル「古代の宇宙人」という番組を見ていたら、海外の番組なのですが月刊「ムー」の三上編集長が出ているのに驚いたのですが、そこで、兵庫県高砂市にある不思議な巨石を祀っている生石神社(おうしこ)という場所を紹介していました。
浮遊する巨石?一体これは何?
番組では、古代に飛来した宇宙人が乗り物としていたのでは?と連想させるような内容でした。ここ、行ってみたい!つい最近も、西の空に変な動きをする未確認飛行物体を見たばかりだし。という訳で、年末の休み(2018年)を利用して、この不思議な巨石を拝むべく生石神社に行ってみました。
この巨石は、たしかに宙に浮いているように見える巨大な立方体、高さ約5.5m、横約6.4m、縦約4.7mで重さは推定500トンとのこと。巨石の下は小さな池のようになっていて、石自体が浮いているように見えます。鯉がいるのでコインを投げないようにという注意書も。
まるで「2001年宇宙の旅」で出てくるモノリスのような巨石は、「浮き石」と呼ばれているみたいです。実際は内側に向かって深く掘り込まれ、ささえとなるものが隠れて入り浮いているように見えると想像できるのですが・・・。確かなところは、目視するだけでは水を抜かないとわからないのですが。
しかし、なぜこのようなものを作ったのか?この辺り一帯は石の名産地と知られ採石場も見ることができます。そうした信仰のなせる業なのでしょうか。生石神社の社伝によると、なんと紀元前1世紀に建立されたと伝わっているようです。
さらに、神社の後背は一枚岩の小高い丘になっていて、そこを登ると街全体が見渡せるのですが、実はそれが一枚岩になっていて、さらに驚いたわけです。
不思議な日本の景色。
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