強さのエネルギーを持つ武神を祀った神社
鹿島神宮(茨城県)
鹿島神宮は、茨城県鹿嶋市にあって常陸国の一の宮、千葉の香取神宮、茨城の息栖神社とともに東国三社と呼ばれている由緒ある神社。鹿島・香取はすごい神社ですよ、と古神道研究家の暁玲華さんから聞いたことにより、私も2019年のGWのタイミングで参拝に行ってきました。
鹿島神宮の祭神である、武甕槌命(たけみかづちのみこと)は、天照大神の命令で経津主命とともに出雲国の大国主命をさとし、その子である諏訪の健御名方命を服従させ、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)の天孫降臨の道を開いたとして、日本無双の軍神・武神として崇められてきた神様です。
それゆえか源頼朝や徳川家康からも信心が厚く、奥宮の本殿は家康が寄進したものとして知られているようです。剣豪で有名な塚原卜伝はこの鹿島神宮の神職であった吉川覚賢という人の次男であったとか。
有名なのは、要石。この地域の言い伝えに、地震を起こす大鯰が横たわっており、首と尾とが鹿島神宮の鎮座している神様の下に重なり、釘で貫き止めていて、それを要石と呼ぶんだそうです。
ちなみに、この常陸一帯の地は、中臣氏(のちの藤原氏)古来の居住地で、氏神として鹿島の神を信奉していたと言われています。(以上「日本の神様読み解き事典」川口賢二から参照)
◆鹿島・香取神宮に着目する古神道研究家の暁玲華さんに聞きました!
◆暁玲華さんの著作
★暁玲華さんの著書紹介映像です