タロットとダンスが交感!「タロットの宇宙」
アレハンドロ・ホドロフスキーという独特の映画を創るクリエイターがいます。もはや伝説的なといってもいい「エル・トポ」「ホーリー・マウンテン」という映画で衝撃を与えた方です。私としては、アレハンドロ・ホドロフスキーはフェデリコ・フェリーニや寺山修司と並ぶ存在と感じています。彼の幻想的でシュールな映像は見ている側の創造力を大いに刺激してきます。
そのアレハンドロ・ホドロフスキーですが、タロットの使い手でもあったんです。彼の強烈なイマジネーションの源流にタロットがあったのです。それを知ったのは、「タロットの宇宙」というとても分厚い本を出していたこと。
ところで私が51コラボというコンテンツ会社を立ち上げた頃、5年くらい前だったと思いますが、偶然、アレハンドロ・ホドロフスキーに触発されて企画したという「タロットの宇宙」という公演があったことを知りました。私が敬愛するホドロフスキーに触発されたということ、ちょうど、エジプトツアーも企画した頃なのでベリーダンスというのが気になっていたこと(エジプト起源?)残念ながら公演終了後に、そのことを知ったので見ること叶わずという形だったのですが、キーワードはずっと頭の中に残っていました。
コロナ禍になり、たまたまYouTubeだったと思いますが、その「タロットの宇宙」というパフォーマンスを企画した、ベリーダンサーのMIHOさんという方の動画を見る機会がありました。私にとってはどんなものなんだろうというキーワードが心の奥深くに残っていたので、なんとか再演、形にできないかと思い、企画したMIHOさんの連絡先をしらべアプローチしたのでした。
それが今回、めでたく?私にとっては5年越しの幻の企画なので、公開収録という形で限定人数を入れて撮影、それをオンライン配信コンテンツとして仕上げ、完成したのが今回紹介する「タロットの宇宙」です。
アレハンドロ・ホドロフスキーも魅了された象徴的表現に満ちたタロットの大アルカナ22枚のカードが放つ神秘のイメージに触発されて、MIHOさんをはじめとするベリーダンサー達とミュージシャン達が、コラボレーションした独創的的なパフォーマンス。
タロットで占っている人も、タロットに興味がある人も、アートな表現に興味がある人も、素晴らしいパフォーマンスなので、ぜひ見ていただきたいなと思います。
カードそのものがアートといえるタロット。幾万のアーティストの表現題材となってきました。私はカードそのものが好きで長年慣れ親しんできました。2016年に心の師であるアレハンドロ・ホドロフスキーの「タロットの宇宙」の邦訳が発刊した事により、私のタロットワールドが大きく広がることになります。ホドロフスキーが映画の中でタロットの世界を表現しているように、私もライフワークであるダンス(特にベリーダンス)でタロットを表現してみたいと思いこの作品を作りました。ホドロフスキーのカモワンタロット解釈と、現代で広く使用されているライダースの解釈と私独自の読み方、そしてダンサー各々の表現が組み合わさり、タロットを知らない方でもプロのリーダーの方でも楽しんで頂けるものとなりました。ご覧になって気になった演目は、近い未来を暗示しているかもしれません…。
(by Studio ritam MIHO)
<内容>
★演目とパフォーマー
【0】 愚者(ダンサー:タカダアキコ、音楽:及川恵子)
【1】 魔術師(ダンサー:E-chan、音楽:近藤治夫&立岩潤三)
【2】 女教皇(ダンサー:MIHO、音楽:Orontes Trio<楽曲提供>)
【3】 女帝(ダンサー:YOSHIE、音楽:及川恵子&Abdallah)
【4】 皇帝(ダンサー:EYAMAX、音楽:及川恵子&Abdallah)
【5】 教皇(ダンサー:山本海、JJ Rohita、MIHO、音楽:Otoji+Ray<楽曲提供>)
【6】 恋人たち(ダンサー:Yuuko Kader、音楽:Otoji+Ray<楽曲提供>)
【7】 戦車(ダンサー:Switch & team Switch (Arry,Naoko,Ann)、音楽:Abdallah&EYAMAX)
【8】 力(ダンサー:KIYOKO、音楽:Makyo<楽曲提供>)
【9】 隠者(ダンサー:MIHO、音楽:及川恵子&Abdallah)
【10】運命の輪(ダンサー:トリンカファイブ、音楽:近藤治夫&立岩潤三)
【11】正義(ダンサー:Satri、音楽:Orontes Trio<楽曲提供>)
【12】吊るされた男(ダンサー:EYAMAX、音楽:近藤治夫&立岩潤三)
【13】死神(ダンサー:Switch、音楽:Accovio<楽曲提供>)
【14】節制(ダンサー:JJ Rohita、音楽:Accovio<楽曲提供>)
【15】悪魔(ダンサー:トリンカファイブwith Switch、音楽:Otoji+Ray<楽曲提供>)
【16】塔(ダンサー:タカダアキコ、音楽:Accovio<楽曲提供>)
【17】星(ダンサー:FaRida、音楽:及川恵子&Abdallah)
【18】月(ダンサー:YOSHIE、音楽:Orontes Trio<楽曲提供>)
【19】太陽(ダンサー:E-chan、音楽:Otoji+Ray<楽曲提供>)
【20】審判(ダンサー:MIHO、音楽:近藤治夫&立岩潤三)
【21】世界(ダンサー:タカダアキコ、FaRida、KIYOKO、Satri、山本海、Yuuko Kader、E-chan,、音楽:及川恵子&Abdallah)
■美術:日永田ピエール知宏
■照明:飴谷圭介
■映像:石井哲也
■企画:Studio ritam MIHO
■収録:2022年6月21日、アトリエ第Q藝術
★対談映像「タロットとベリーダンスを語る」MIHO×Sango)(無料公開動画/29分)
自らもタロット占い師としてカードを読み解くMIHO氏とSango氏が、タロットとベリーダンスの魅力を語ります。
<ダンサー>
E-chan
1999年にベリーダンスを始め、2009年に自身のスタジオ、E-chan Belly Dance Studio maruを創設。コレオグラファー、ダンサー、インストラクターとして活動中。オリエンタル、フュージョン、ロマなど、幅広いスタイルのレパートリーを持ち、独自の目線でベリーダンスと様々なカルチャーやアートを融合させた独創的な表現を追求している。【HPはこちら】)
EYAMAX(エヤマックス)
Male Fusion BellyDance Troupe in Tokyo「APOLLOMEN」主宰。”別世界へと導く表現者”と評され、多ジャンルの舞踊を融合させた独自の振付で作品を構成している。この振付の基盤である「Fat Chance Belly Dance(ATS) 」および「Tribal Fusion」をSwitchに師事。人生の目的「芸術の極み」に達する為、【即興群舞】&【エンターテイメント】の相反するバランス感覚を生涯の研究とし、日々、研鑽を重ねている。)
KIYOKO
Shan dance art atelier 主宰。幼少の頃から日本舞踊をはじめ、その後劇団にて演技やダンスを習う。高等学校では美術とデザイン、服飾に没頭。2004年から al camarani dance oriental company MAHAに師事。2014年 Shan dance art atelierをスタートさせる。様々なジャンルのアーティストと共演。ライブ以外にも演劇やフォトセッションなど多岐に渡り自身でも振付、構成、演出、衣裳作成など総合演出をモットーとする。)
JJ Rohita (ジェイジェイロヒータ)
ベリーダンスを踊る中、ロマ音楽に興味を持ち、ジプシーのルーツと言われるインド、トルコ、マケドニア、セルビア、ハンガリー、ルーマニア、スペインの現地へ向かい音楽と踊りを学ぶ。ジプシーの文化に深く入り、その中でジプシー達の風習や言葉なども学び現地でのツアーもサポートに回っている。現在はその学びを元に現地で踊られていた踊りを再現すべく作品作りに力を注ぎ引き続き学びも深めている。)
Satri
Satriとはサンスクリット語で”真実””星”の意と本名からなる造語。インプロビゼーションによる表現を得意とし、時空間をハレの場にし特別な瞬間にマツルことを目指している。ベリーダンスに運命的に出会い、世界各地の民族舞踊やダンス、舞踏、巫女舞なども雑食的に学ぶ。2004年から創作フュージョンスタイルのパフォーマンス活動を開始し、音楽からビジュアルまで各種アーティストとの共演、コラボレーション作品多数。各種イベントやファッションショーのモデルダンサー、PV/MV、クラブ、音楽フェスや祭り、神社や聖地での奉納舞等、数々のプロジェクトに参加。【HPはこちら】
Switch
変幻自在なキャラクターでダークな中にユーモア溢れるパフォーマンスを得意とするトライバルフュージョンベリーダンサー。作品ごとに独自のストーリーや世界観を求め、憑依とも呼ばれるそのナリキリ度は目撃者に中毒性を与えることもしばしば。コメディからクールな作品、サンフランシスコ発祥のベリーダンスFCBDstlye (旧名:ATS) などのパフォーマンスを、ソロ、トゥループ、コラボレーションなどの形で幅広くベリー界内外で活動中。
タカダ アキコ
1975年千葉県出身。10代より、さまざまなアートに興味を持ち、舞台や映画などの現場で出演やスタッフなどをしていたところ、ショークラブのダンサーへ。1993年ベリーダンサーのMAHAに出会い師事。10年間ベリーダンスのカンパニー、アルカマラー二にて講師、ダンサー、衣装デザイン、演出、振り付け等の経験をつむ。現在はベリーダンスを軸に、舞踏、影絵、パントマイム、アニメーションダンスなどのエッセンスをミックスした即興色の強いパフォーマンスで音楽家や画家、インスタレーション、緊縛師、さまざまな表現者とのコラボレーションを展開中。
FaRida
アラビアンダンススクールSahrza Inanna主宰。千葉県浦安市、東京都、福島県福島市を中心に教室を展開。日本ベリーダンス界のパイオニア海老原美代子氏、MAHA氏、タカダアキコ氏らに師事した後、2014年夏にAl Camarani dance oriental companyより独立。毎年長期でエジプトへ渡りLatifa氏、世界的マスターティーチャーLubna Emam氏、元エジプト国立民族舞踊団芸術監督Osama Emam氏よりエジプシャンダンスの指導を受けている。古代エジプトやエキゾチックなアラブ文化に恋い焦がれる幼少期を過ごし、現在はイスラム文化を始めアラビア語、アラビックカリグラフィーを猛勉強中。FaRida とはアラビア語で『ユニーク』『唯一無二の存在』という意味
MIHO
Studio ritam 主宰。オリエンタルダンサー&インストラクター。タロットリーダー。ターキッシュベリーダンスを基盤とした、ダイナミックかつエレガントなベリーダンサー。トルコでレジェンドダンサー「セマ・イルディス」に師事。1995年より、日本におけるベリーダンス先駆者の一人として活躍。様々な国の音楽やダンスを取り入れ、ワールドフュージョンベリーダンスとして唯一無二の世界感を作っている。踊りに通じる感性を活かしたタロット鑑定士としても活躍中。【HPはこちら】
山本海
フラメンコ舞踊家。幼少の頃より父であるYamaquitoにフラメンコを教わる。二十歳で渡西、 Joselito Fernandez、Antonio Canales、El junco等に師事。帰国後は小松原庸子スペイン舞踊団や森山みえ、鈴木敬子、野村眞里子、各氏のリサイタル等に出演。現在は舞台やレストランショー、イベントを中心に活動中。
Yuuko Kader(ユウコカデール)
2006年よりベリーダンサーYildiz師事のもとBellydanceに出会う。その後NY(USA)、Milano(Italy)に渡り、イタリア・NYを中心に活躍する トライバルフュージョンベリーダンサーAlice Giampieriを師事。国外のアーティストのWS・フェスにも意欲的に参加し、TFスタイルのダンサーとして向上を目指し続けている。2016年-TheONE- フュージョン ソロ部門優勝。2017年には、自身が主宰となる ‘LUCE School Of Dance Art’を設立。
YOSHIE
幼少よりバレエとピアノを始め、その後も様々なダンスを学んだ後ベリーダンスに出逢う2010年に国立に店舗を構える主宰スタジオ「アトリエムネモシネ」オープン。海外公演のゲスト出演など国内外で活躍中。2020年から都内でのレッスンも継続しつつ、藤野の自然の中にある”森のムネモシネスタジオ”もスタートし、自然と都会を繋ぐベリーダンス教室として展開中。山の湖畔で暮らすライフスタイルや、10代から俳優やモデルとしても活動している経験も生かしつつ、YOSHIEならではの世界観とフィールドを築き上げている。
◆対談◆
Sango
2002年ほぼ同時期から、ベリーダンスと占いを開始。占いは、主に西洋占星術、タロット占いで鑑定。ダンスは武蔵野の弁財天様で奉納してから、各種イベント、レストランショーで活動。様々なミュージシャンとのセッションなど。オリエンタル、ジプシー、ボリウッド、トライバルやファイヤーパフォーマンス、バリ舞踊なども習い、それらをMIXしたパフォーマンスを行う。
<ミュージシャン>
Abdallah(アブダッラー)
ダラブッカ奏者。エジプトの太鼓に魅せられ、学生時代から現地をバックパックで放浪。放浪中に出会った村の司祭Hamada Fafmyの勧めを受けてムスリムに改宗。2008年より1年間エジプトのカイロで暮らし、現地の埃と騒音と音楽にまみれる。アラブ諸国で現地の音楽家達と公演を重ねつつ、音楽、言葉、イスラム教について学び、日本人ムスリムとしての音楽表現を日々探求中。ダラブッカをNigm NabilとAmir Iman、アラブ歌謡をkaram farghaly氏に師事。【ブログはこちら】
及川 景子(Kyoko Oikawa)
アラブ・オリエンタルヴァイオリニスト。音楽の源流、魂の音楽をもとめ、たどり着いた中近東の音楽手法に傾倒。岡洋子氏にクラシック・ヴァイオリンを師事。チュニジアのベシール・セルミ氏、エジプトのアブド・ダーゲル氏およびサード・ムハンマド・ハサン氏に、アラブ・ヴァイオリン奏法とアラブ古典音楽理論を師事。全国各地でアラブ・中近東音楽の演奏、ダンスとのコラボレーション、CD解説、各種レクチャー、DJやヒューマンビートボクスとの共演などで、オリエンタル音楽とヴァイオリンの表現の可能性を発信している。
近藤治夫
古楽バグパイプ演奏家・製作家、古楽器演奏家。ヨーロッパ中世・ルネサンスの音楽を演奏する「ジョングルール・ボン・ミュジシャン」代表。中世民衆音楽の担い手である「放浪楽師=ジョングルール」に着目し、放浪楽師の音楽・精神を現代にどう甦らせるかをテーマに、ライブハウス、ストリート等での演奏活動を展開中。栃木・蔵の街音楽祭、目白バ・ロック音楽祭、北とぴあ国際音楽祭、都留音楽祭、はらむら古楽祭等、古楽関連の音楽祭への出演多数。
立岩 潤三
パーカッション。中東のダルブカ、インドのタブラ、イランのトンバク、各種フレームドラム等、中近東〜インドの打楽器で実際にその国の古典音楽/トラッドを演奏すると共に、その可能性を探るべくロック、ポップス、ジャズ、古楽、各種ダンスや舞踊、ライブペイントとのコラボレ-ション等、幅広いジャンルへのアプローチを行っている。またRCM、舞踊公演、iOSアプリ等の作曲/編曲・楽曲提供も行う。【HPはこちら】
◆楽曲提供◆
Accovio(アコビオ)
ヴァイオリンのRenとギターのRokuを中心にCinematic & Alternative world musicをベースとしたオリジナル楽曲を聴かせる音楽プロジェクト自由奔放なヴァイオリンと様々な楽器による詩的なミュージックシアター日本のみならず、台湾、ヨーロッパではチェコ共和国、フランスにて演奏を行い好評を博す。その他、中国向け北京TOYOTAのインターネットCMに曲を提供したり、劇伴、楽曲提供にも力を入れる。【HPはこちら】
Otoji Ray
Otoji+Ray = ベース” Otoji ” と バイオリン ” Ray “のDuo 。オールドジャズ・クラシック・ジプシー音楽・民謡・エレクトリック等、オリジナルな弦の世界観を生み出す。シンプルな編成を生かし、様々なジャンルのミュージシャン・ダンサーとの共演をしている。 2021年7月〜待望のデジタル配信を開始。10月最新作Album “NADA” LP12inch.発売。その音楽性は膨らみ続ける。【HPはこちら】・【Otoji+Rayデジタル音楽配信】
Orontes Trio
Michel Gasco (アラビックウード/アフガンラバーブ)、Alberto Centella (フルート, ベースフルート)、Pancho Banas (カホン, レク, ダルブッカ, ベンディール)、この3人のミュージシャンは様々なプロジェクトで一緒に活動してきた。特に「Vandalus」は、アルマグロ国際演劇祭(2014年、スペイン),ヘルシンキユニバーサルギターフェスティバル2015,ルオストクラシックフェスティバル・イン・ラップランド(2016年、フィンランド),アンダルシアン音楽祭(2018年、フェズ、モロッコ),アルムタミド音楽祭(ポルトガル)等、多くの国際的な音楽祭や演劇祭でパフォーマンスしている。Orontes Trioの音楽は、スペイン地中海地方のテイストも残しながらも、東地中海、特に現代のアラブや中東地域、さらにアフガンとペルシャの強い影響を感じることができる。
Makyo dakini records(写真、プロフィールは未掲載となります)
<美術>
日永田ピエール知宏
M手縫いの革製品と店舗装飾のアトリエ『ネオバタフライ』主宰。モットーはお客様を『驚かせ』『楽しませ』『感動させる』事。革製品は昔ながらの鞄作りの製法で作り上げ、オブジェ制作は古道具に剥製や自然素材などを組み合わせたストーリーを感じさせる作品スタイル。 どちらも単なる道具を超えた魅力ある作品作りに情熱を注いでいる。
(1)「タロットの宇宙」単品価格:5,800円(税込)
(2)販売期間限定企画「タロット、覚醒への旅」販売期間限定セット価格:25,000円(税込)
「タロットの宇宙」をはじめ、タロット関連の7つの企画を網羅、なんと全90本の映像コンテンツです。尚、10月31日までの販売期間が過ぎても、「51オンライン」マイページからご覧いただくことができますので、ご安心ください。