ディズニー・アニメの「ふしぎの国のアリス」、クリエイティブ性が豊かで驚いた。

昨年、ショッピングセンターの雑貨売り場で突然、ひらめき降りてきた「不思議の国のアリス」。それまで「不思議の国のアリス」なんて、まったく興味がありませんでした。が、ちょっと調べると150年以上前の作品が未だに人気であることがわかってきます。未来永劫に語り継がれていく永遠の物語になるんじゃないかと思うくらい世界中で愛されているのは何故なんでしょう?

そのキーワードが降りてきてから、「不思議の国のアリス」と「鏡の国のアリス」を読み、ジョニー・ディップが主演した「アリス・ワンダーランド」を見たり、関連する本もちょっとだけ読み、軽井沢の絵本の森美術館で開催されていた「鏡の国のアリス」展も見に行きました。

しかし、最も親しまれているんじゃないかと思われるディズニーのアニメ「ふしぎの国のアリス」は、なんとなく子供の見るものという先入観が強く、なかなか見ることができなかったのですが、今回そのアニメを見てみました。それはルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」と「鏡の国のアリス」をミックスした話になっていたわけですが、ルイス・キャロルが生み出したキャラクターや不思議の国の住人達の細やかな表現が、とても豊かなので正直びっくりしました。

クリエイティブ性がとても高いな~と思ったのです。牡蛎の子供たちが食べられてしまうシーンは、あまりにも子供たちが可愛かったので、思わず涙がでそうに(笑) それだけ琴線に触れてくるような表現がなされていたということ。まずは「不思議の国のアリス」という、摩訶不思議で大人もその作品について論じたくなるルイス・キャロルの世界観が、無二のものを持っているということなのですが、そこにディズニーという才能集団が加わり、アリスの不思議な世界をより豊かに仕上げた・・・。

このアニメは古い作品なのですが、ファンタジー・アニメの教科書にもなり得るような作品だと思いました。見ていない人は一度見てみたらどうでしょう?クリエイティブな豊かさには驚かされるでしょう。

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