台湾聖地巡礼Ⅲ-① 道教・霊符の開光の秘密の儀式に参加

道士は秘密の開光の儀式において手印を使っていた!

2017年10月、台湾聖地巡礼の旅。 台湾在住の占術師・龍羽ワタナベさんがコーディネイト、51コラボ企画の「ドラゴン・イン台湾」は、約30名のお客様とともに行きました。 東京と大阪から分かれて台湾で合流する形だったのですが、東京組の飛行機が2時間遅れとなり、大阪組は台湾で待つことになり、冷や汗もののアクシデントでスタートしました。なんとかスケジュールは遅れ気味で進行しました。

まずは、 霊符・開光の儀式を執りおこなうために板橋潮和宮へ、こちらは特別に秘儀をおこなうため廟を貸しきった形になりました。しかし、かなりの雨が降っており廟自体はゆっくり見ることができませんでした(そして、この雨が後々まで影響することになってくるのでした)。

その 板橋潮和宮 での王法師による道教・霊符(=御守り)の開光の儀式。王老師は、道教の道士。台湾の道教道士の多くは市井の人であり、王老師もそうです。通常は龍羽ワタナベさんが経営する占いの館で占い師として活動されていたり、日本では馴染みのない占いをプロの占い師に教えたりしています。

道教における霊符は、かつて大ヒットした映画「キョンシー」においてゾンビ化したキョンシーの動きを封じ込める呪術的な御守りとして使われていました。その霊符は、宇宙の理を表すものとして非常に効力が強いものと道教の本にも書いてあります。現物を見るととても呪術性が高いと感じます。よく本や雑誌に付録的についている時もありますが、それは形を印刷したものであるということ。

  この台湾聖地巡礼の旅「ドラゴン・イン台湾」に参加した人に配ったのは、王老師自ら手描きしたもので、さらに道教廟において魂を入れる開光の儀式を執り行ったものですし、台湾在住で占い師の龍羽ワタナベさんも初めてのことというので、それは超貴重なものと言えると思います。

儀式を行うにはそれがベストという日時があり、それに合わせて旅行の日程を決めたのですが、飛行機が大幅に遅れてしまいギリギリセーフでなんとか間に合った次第なのでした。

儀式は先ずは、バチバチバチンという激しい爆竹でお出迎え、そして中国テイスト?の音楽が流れるなか呪文めいた道士の言葉が響きました。どちらかというと陽気な感じです。そして神様に祈祷する場合、神様のお金というのがあるらしく、それを儀式の最中に別の場所で燃やすそうです。

道士の衣装はまっ黄色、首の辺りに「タオ」を表した陰陽のマークがありました。所々で凄いなと感じたのは、儀式の中で見えないように「手印」を使っていたこと。道教の起源は相当に古く、自然発生的に中国で生まれてきたのですが、日本には道教という形で根付かなかったものの、安倍晴明を始めとする陰陽道に多大な影響を与えていますので、道士による手印を見た時は鳥肌が立ちました。

霊符はお願いごとにより用途が違うようで、家の玄関に貼ったり、六角形に折って持ち歩くのがよかったりするようです。王老師は皆さんのために六角形に折ってくれて後日お渡しを致しました。このように現地の実際に活動している道教道士による霊符とその霊符に魂を入れる開光の儀式を目撃、立ち会うことができたことは、まず普通ではできないとても貴重な体験だった思います。

その後、台湾料理で食事、そして宿泊先は北陸の温泉旅館として超有名で豪華さでも一目置かれる加賀屋さんの台湾店。北投温泉です。あの玉川温泉と同じ泉質、北投石が出るところです。豪華な部屋での宿泊ですが、スケジュールが押し押しになってしまい、ゆっくりできなかったのが残念。でも北投温泉は入れたのだから良しとしよう!!  

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