台湾聖地巡礼Ⅲ-② 個性的な台湾二大道教廟を訪ねる

台湾聖地巡礼、2017年10月、「ドラゴン・イン台湾」の二日目です。

財運アップの神様がズラリの關渡宮

この關渡宮は財運アップの神様がずらりと並んでいる廟。主祭神は媽祖、海洋交通の神様として漁港などに多く祀られている女性の神様です。

丘を削って作られているため、2本の回廊があります。その回廊の壁面には幾つもの神様が並んでいるのですが、道教の廟なのですが阿修羅など仏教の神様が並んでいたことと、そして色彩鮮やかなので逆にチープな感じに見えてしまうこと。本来は日本の仏像も鮮やかな色彩が施されており、経年で渋い色に変化している訳なので、ここで見たそれらは本来のお姿に近いということになります。

回廊の終わりにはでっかい仏像が鎮座しており、道教と仏教、神仏混交しているのがとても特長的だと感じました。
調べると道教は仏教のみならず他の宗教の神々も祀られていることがあるようなので、全てをタオの概念で取り込んでしまうのでその懐の深さもを感じずにはいられません。逆をいえば同じ空間にあるので、ざっくり感もしているということも(笑)

そこから龍羽ワタナベさんのセミナー、そして、元迎賓館だった円山大飯店のパワースポット百年金龍を拝みにいき、そのまま昼食。

台湾道教の総本山的存在・指南宮

指南宮は台湾道教の総本山と言われている廟です。こちら本殿を改築中でした。視察に行ったときも改築中だったので大がかりな工事なんでしょうか?指南宮、やはり、雨が降るなかでの訪問となりました。

先ずは拝殿にいくのですが、台北市長とか台湾の総統が入ってお参りするような場所で、私たちも参拝をすることができました。これはありがたかったです。このようなことができるのはガイドをしてくれた地元で20年住んでいる龍羽ワタナベさんだからこそです。

十干二支に対応した60の神様に、参加者の名前が入った太歳燈を、事前に龍羽ワタナベさんが指南宮に奉納しました。この太歳燈は、年内、太歳殿において点燈され、道士が早朝、朝、昼、晩の1日5回、毎日ご祈祷するそうです。参加者の方が、狛犬の前足に立体のフラワー・オブ・ライフがある、そのなかに球体が入っており、向かいには六角形の立方体。さらには、太歳殿には星を天と地に映し出す装置があったりと隠された仕組みがさりげなくあり、これは奥が深いと仰られていました。

エジプトで見たフラワー・オブ・ライフがこんなところで見ることができるとは。それを再見しようと、後からもう一度行かれた方もいたようです。その指南宮には歓迎の電飾掲示板も流れることもしてくれたのですが、タイミングが悪く到着時ではなく、帰りがけに流れていました。この日の台湾は激しい雨に降られ行動が制限されたのは残念でした。

そして、猫空の茶芸館でお茶をいただきました。あいにくの雨なので屋外でお茶をいただけなかったのはちょっと残念でした。夕食は薬膳料理。スープがほんと美味しくて体いいって感じなんです。宿泊は、台北リージェントホテル、リッチな気分。

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