「不思議の国のアリス」は、なぜこんなに愛されているのだろう?
「不思議の国のアリス」展(聖徳博物館)
私は昨年よりルイス・キャロルが書いた「不思議の国のアリス」にとても関心を抱いています。なぜここまで、150年以上前の、それもルイス・キャロルが、ボートの上で即興で実在のアリスという少女に語った物語が、広く世界中で広がり愛されてているのか、それが謎で謎で(笑)
というのも映画から数々の作家の絵本や美術、演劇やバレエに、オペラまで実に多様なジャンルに、そのインスピレーションを与え続けているのです。
さらに言えばアリスグッズの専門店やアリスの世界をモチーフにした商業空間(レストラン)まである。一つのファンタジーの物語がここまで広く展開されているのは、「不思議の国のアリス」以外にあるのでしょうか?
一体この魅力は何なんだ?と。
ということで、少しでもなにかを感じるべく、聖徳大学の博物館で「不思議の国のアリス」展が開催中なので、それを観に行きました。聖徳大学は女子大、だからなのか、春休み中だからなのか、コロナ禍だからなのか、中に入るのがガードが固く受付表を書き、図書館の中にある聖徳博物館に行きました。
こじんまりとした展示だったのですが、中にはかなり貴重なものが。「不思議の国のアリス」の初版本であったり、様々なアリス本、アリスを模した置物、はたまた、サルバドール・ダリやマリー・ローランサンのアリス本まで。さりげなく展示してありましたが、これはめっちゃ貴重なもの。
魅力的なキャラクターが人気なのは、わかるのですが、展示されていた貴重な数々のものを見て、逆にますますその謎は深まるばかりでした。
これらは聖徳大学のコレクションというのですから、なかなか大したものです!