人柄が滲み出ていて、だから愛されたのかなと思ったドキュメンタリー

映画「キューブリックに愛された男」(2016年)

■製作年:2016年
■監督:アレックス・インファセッリ

この映画は「キューブリックに魅せられた男」と対で公開されたようで、なるほど2本並べて見ると映画史に燦然と名を残すスタンリー・キューブリック監督の人物像が浮かび上がってきて面白いのです。

このドキュメンタリーの主人公エミリオはキューブリックの専属ドライバーを長年にわたって務めた男。

ロンドンでタクシー運転手として働く元レーシングドライバーのエミリオに「あるものを撮影スタジオまで運んでほしい」という仕事が舞い込む。そのあるものとは「時計仕掛けのオレンジ」で使う巨大な男根だった。大きすぎて車の窓からはみ出てしまう。何か覆うものはありませんか?・・・

それがきっかけで、キューブリックの専属ドライバーとして働くことになるエミリオが語る人物像、そのエピソードが語られる。

なぜキューブリックから愛されたんだろう?それはきっと彼の誠実さにあったのかもしれません。実際はわからないのですが、インタビューで滲み出る氏の優しさや誠実さ、少なくともインタビュー映像からはとても好感が持てます。

人たらし、わがまま、要望が多い・・・希代の天才スタンリー・キューブリックからの無茶振りな仕事について愛された男はどうしたか?魅せられた男はどうしたか?人物模様が見えてきて面白いのだ。

キューブリックに愛された男 [DVD]

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