どこか「ルパン3世」に似ている気がする映画「黄金の七人」

映画「黄金の七人」(1965年)

■製作年:1965年
■監督:マルコ・ヴィカリオ
■出演:ロッサナ・ポデスタ、フィリップ・ルロワ、他

絶対に大丈夫という銀行から金の延べ棒を強奪、それをめぐるコメディタッチの犯罪映画。教授と呼ばれる頭脳明晰のボスに、フェロモン出しまくりの美女、頭文字にAの文字がつくおそらく国を越えた6人の職人的技術を男たちのだましあいながらもチープな感じが、今見るとどこかでかっこい映画。

技術的には空想の装置も多々あるけど、今じゃ諸々の技術はクリアしているんじゃないかと。そうした空想的な装置が安っぽさを、今見ると感じるけど、公開時はどうだったんだろう。

この作品の持つテイストが何かに似ているなと見ながら思っていた。これは「ルパン三世」にどこかで空気感が似ている気がします。さしずめ天才的な教授はルパン三世で、その教授を騙そうとした美女が峰不二子、そんなふうに感じます。

それと音楽、これも今聞くととてもいい感じ。音楽はダイレクトに感性に訴えかけてくるので、それがどうなんだろうか?と感じるときと、素敵だな~と感じる時代の空気感やその時の状態により受け止め方が違うのですが、今この瞬間、私はいい音楽とサントラ盤を探しちゃたりしました。

Follow me!