一歩踏み出す勇気を体現して教えてくれたヒーロー

この道を行けば、どうなるものか。
危ぶむなかれ、危ぶめば道はなし。
踏み出せば、その一足が道となる。
迷わず行けよ、行けばわかるさ。

この言葉は1998年4月4日にアントニオ猪木が引退試合でファンに送ったメッセージ。プロレス・ファンにとっては有名な言葉です。

あらためてこの本を読むといかにアントニオ猪木が革命児であったのがよくわかります。いつも、あっと驚かせる大胆な企画。闘志剥き出しのファイトがさらにそれに覆い重なり相乗効果を生む。

猪木がやった試合において忘れがたいのは、アントニオ猪木VSストロング小林戦。当時、中学生だった私は強烈なインパクトを受けました。プロレスは興行なのでいかに話題を作り、客を集めるかというのが重要な要素になるわけですが、猪木の掟破りの方法論が、いかにアヴァンギャルドであるか、いかに先鋭的か、という感性を次から次へと繰り出される話題で教えてくれたように思うのです。

実際、新しいことにチャレンジするのは 、リスクも伴うし勇気もいります。しかし猪木が言うように、一歩踏み出さないと道は作られない。

現在のプロレス界の流れはほとんど猪木の企画が発展したものと言えるでしょうをその点においてその功績g揺るぎないものです。しかし。刺激、過激性も強くなりすぎエスカレートしていったのも事実。

つまり
猪木の前に猪木なし、猪木の後にも猪木なしと言えるのかもしれません。

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