彼らに支配された世界、カーペンターのSF映画

映画「ゼイリブ」(1988年)

■製作年:1988年
■監督:ジョン・カーペンタ―
■出演:ロディ・パイパー、メグ・フォスター、キース・デヴィッド、他

「我々は彼らに飼い慣らされている」そんなメッセージを海賊放送で流している。アメリカは、この地球は、侵略してきたエイリアンに支配された世界だった?!そんな映画がこの「ゼイリブ」、この映画が公開されたのは1988年、最初、ゼイリブというカタカナのタイトルがわかりませんでしたが、原題はThey Live、そういうことだったのかと。

私はこの映画を十年以上前にヴィデオで見たことがあるのですが、その時は、単なるSF映画と見ていたのですが、この映画は今見ると、とても陰謀論的であることに気づきました。陰謀論には、レプティリアンという爬虫類型宇宙人が地球にすでに入っていて政治の中枢にいるという話があるわけですが、まさしく「ゼイリブ」は異星人が地球を裏で支配しているという話です。

特殊なサングラスをかけると、人間の格好をしている異星人の本来の姿がみえる、それは骸骨のような異様な姿。さらには、人間には普通に見える目につく広告は実は誘導するためのサブリミナル広告だった・・・。

この映画の結末は、人間に彼らの正体がばれてしまうというところで終わるのですが、その後の人類の運命は?と考えると政治や軍事を抑えているので、明るい未来をその結末から連想していくのはちょっと難しい気もします。

ところで、映画を見ていて、やらた格闘シーンが長く、バック・ドロップやサイド・スープレックスといったプロレスの技が多く出てきて、なんなんだろう?と思っていたら、主人公のロディ・パイパーは元プロレスラーだったんですね。

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