阿弥陀様が来迎する・・・、仏教美術

「阿弥陀信仰の美術」展(半蔵門ミュージアム)

南無阿弥陀仏、人は死んだらどうなるのか?それは誰もわからない永遠の謎なのですが、仏教で極楽浄土の阿弥陀信仰があります

阿弥陀来迎図

この阿弥陀信仰とは、極楽浄土にいらっしゃる阿弥陀如来への信仰のこと。7世紀の飛鳥時代後期には、左右に菩薩を伴う阿弥陀三尊像がつくられ、末法思想が流行した平安時代に臨終の時に阿弥陀如来が迎えにくるという、今でも語られる部分もある阿弥陀来迎図が描かれます。そして鎌倉時代には法然や親鸞が登場することで宗派が形成され信仰の形態を作り上げます。

その阿弥陀信仰をテーマとした半蔵門ミュージアムの展示を見てきたのですが、常設展示にあったガンダーラ仏教美術の展示。その解説を読んだらガンダーラとは今のパキスタン、アフガニスタンを指しています。

アフガニスタンは、アメリカが撤退しタリバンが政権を掌握 、様々な面で国際問題となっています。アフガニスタンはイスラム教なのですが、その昔、ギリシャ様式の影響を受けた仏教美術が盛んだった場所なんですね。

歴史は巡るといえばいいのか、複雑な感じになりました。

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