おとなしすぎる仕上がり?で、ほっとしたB級ホラー映画??

映画「ルチオ・フルチのマーダーロック」(1985年)

■製作年:1985年
■監督:リチオ・フルチ
■出演:オルガ・カルラトス、レイモンド・ラヴロック、他

ルチオ・フルチといえば私はゾンビ映画の巨匠のイメージがあります。ホラー映画全盛期に映画「サンゲリア」によりその名を留めることになります。若い頃は、見ることもありましたが最近はホラー映画はもうたくさん、という想いでほとんど見ません。

今回、時間が空き近くで丁度「ルチオ・フルチのマーダーロック」という日本初上映という映画がかかっており。いまなぜリチオ・フルチなの?とその作家性が現れている映画なのかなと思い、できれば、エグイ惨劇シーンが少ないようにと祈りながら超久しぶりにのぞいてみたのです。(なんといってもこのフライヤーなので・・・)

映画はホラーというよりはサスペンス調、幸いに残酷なシーンはほとんどありませんでした。逆に面白いなと思ったのは裸体の女性がたびたび登場。いわゆるサービスカット的なもんだと思いますが、現在ではこのようなこともほとんど見ることがありません。1985年の映画ということなので、そんあこともあったんでしょう。テレビでこのころ流行った2時間ドラマもそうしたサービスカット的な要素がありましたので。

舞台はニューヨークのダンス・スクール、そこで繰り広げられ連続殺人事件。この映画、ダンス映画ブームのきっかけとなった「フラッシュダンス」の影響でこのような設定になったらしい。エロ・グロ・ナンセンスという言葉がありますが、この3点はセットとして欠かせない要素?この映画ではグロの部分が弱く、そうした猟奇性という部分では軽い感じになっているのだと思いますが、全体としてはイマイチな館で不完全燃焼。映像を見ながら、昭和の80年代の古き良き時代をいろいろ思いめぐらせたりして映画鑑賞の時間を過ごしました(笑)

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