地球空洞説に、人の想像力は膨らむのだ

地球空洞説は、地球の内部が空洞であるとする説。この説によれば、地球の表面には入口があり、内部には空洞が広がっており、その内部には太陽や月といった天体が存在し、地球の自転や重力は空洞内部に存在する物体の運動によって説明されるとされています。

その中でも有名な話がシャンバラです。シャンバラは理想的な世界が地下世界に広がっており、チベット密教の最終タントラ「カーラチャクラタントラ」にそれが伝わっていることで、あのナチス・ドイツのヒトラーがその探索のために人を派遣したと言われています。また、ヒトラーは地下世界の入口が南極にもあるとして、そこにも違う名目で探検隊を派遣しています。

そのシャンバラですが都市伝説的に、チベットのポタラ宮に入口があるという話があります。私はポタラ宮に行ったことがありますが、そこは世界遺産として中国にかなり厳重に管理されており、そこが入口であるということは、まずないな感じました。一方で、シャンバラは、人間の心の中にあるとも言われ、内面的な探求にも関連付けられており、個人の悟りをめざし、特にヒマラヤ山脈を配し厳しい修行をするチベット密教の比喩的な感性にあっているなとも感じています。

地球空洞説は、古代から現代に至るまで、様々な人々によって提唱されてきました。しかし、現在の科学的知見に基づくと、地球の内部は、地核、外核、マントル、地殻の4つの層から構成されているとして、内部に空洞を持っていることは否定されています。しかし、それは地球科学からの推論で、地球の内部構造は、卵のように割ることができないため、誰も見ることができないのですが。

もし地球の内部に空洞があるとしたら、あのアガルタが存在するとしたら?それはすごいことだなと思います。今までの地震や津波の原理をはじめとする地球科学の考え方がひっくりかえるわけですから・・・。あのヒトラーがリアルに人を派遣して探したということを考えると、もしかしたら?と思いたくなる感性もありますが、ロマンに近いかもしれません。

この地球空洞説は、現在の科学的知見とは相反して、南極にUFOの基地があるとか、文学や映画、美術などに、多々、取り上げられ人間の想像力を刺激しつづけています。私はなぜ人間の想像力がそのようなイメージを生み出すのか?なぜ魅力的に映り表現活動に反映させるのか?もしかしたら何かの真実があるのではないか?そうしたことのほうに興味がわきます。

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