映画における恐怖の歴史を巡る
ポスターでみる映画史Part4 恐怖映画の世界展
映画のジャンルの一つとして恐怖映画というジャンルがあります。怖いもの見たさ、ゾクゾクドキドキしたい心理的欲求、非日常の残酷な描写をみたい、この世の謎や不思議を知りたいといったような心理が、引き金となっているのだと思います。
そしてそれは未知の怪物であり、伝説上の怪物であり、異形の存在であり、人の持つ残虐な一面をクローズアップしたものであり、怨念や無念、呪いにスーパー・ナチュラルなもの。超常現象に超能力。テーマは未知のものに対する恐れとアプローチ、平和な日常がひび割れ破壊されていく。
そこには「見るなの禁」ではないが、触れてはならないものには、触れてはいけないという反面的道徳的要素もあるのかも知れません。
国立映画アーカイブで公開されている「ポスターでみる映画史Part4 恐怖映画の世界」展は、公開時ドキドキしながら見た映画のポスターが展示されており、どこか懐かしくもありました。
恐怖映画の古典「カリガリ博士」「吸血鬼ノスフェラトゥ」や名作「サイコ」「遊星からの物体X」「ジョーズ」に「エイリアン」「シャイニング」、伝説の「オーメン」「キャリー」「サスペリア」「ゾンビ」、連作も作られた「13日の金曜日」「ハロウィン」、近作の「ミッドサマー」、日本の「四谷怪談」「怪談番町皿屋敷」、現代劇の「マタンゴ」「吸血鬼ゴケミドロ」、Jホラーの「呪怨」「女優霊」などなど。
それらポスターを見ていると、恐怖の世界観をどうなる話なんだろう?とポスターを見た人の想像力を刺激するようなデザインをしているなと感心しました。
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