超美人の体当たり演技がすごい女スパイ映画「アトミックブロンド」

映画「アトミックブロンド」(2017年)

■製作年:2017年
■監督:デビッド・リーチ
■出演:シャーリーズ・セロン、ジェームズ・マカボイ、エディ・マーサン、他

強すぎる女性。

シャーリーズ・セロンが主演したスパイ映画「アトミック・ブロンド」。東西冷戦の終わり、ベルリンの壁崩壊を舞台にスパイの暗躍を描いた映画でMI6のエージェントを演じたのがシャーリーズ・セロン。男性スパイ顔負けの強さを誇り、その格闘シーンが壮絶極まっており、これは準備に向けて相当な訓練をしたんだろうな想像するに難くない。肉体的な力では間違いなく劣る女性なので、向かってくるKGBの男性スパイとの格闘シーンは、シャーリーズ・セロンは声を出して相手を逆手にとったり、急所攻撃でしのぎ、目につく道具を武器にして、まさに壮絶な格闘シーンを見せてくれます。

映画の冒頭の傷だらけの体、MI6でのヒアリングのあざのある顔など、それは後半にKGBとのスパイとの格闘にあることが、わかってくるのですが、シャーリーズ・セロンの演じる女性スパイがかっこよすぎで、かつ、騒音鳴り響くクラブでのシーンはどこまでもおしゃれでクール。美人度マックス!

男性版ジェームス・ボント?とでも言いたくなるくらい性差を飛び越えた存在とクールさ、強さを見せているので、シリーズものになってもおかしくないキャラクターが立っていると思ったらNetflix で「2」をやるという記事をみました。Netflixは見ていないので、実際どうなのかはわかりませんが・・・。

ハリウッド女優として大成功したシャーリーズ・セロンですが、その生い立ちにおいて、父親のDVに悩まされ、母がセロンの目の前で銃で撃ってしまうという悲惨なる経験をしている。そんな負の記憶、負のトラウマを抱えて、女優として成功していくセロンの魂は、この映画の主人公にも似た孤高の人というイメージを抱かせます。

文字通り痛みが伝わる体当たり演技、ひたすらシャリーズ・セロンのカッコよさが引き立った映画でした。

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