アカシックレコードとゼロ・ポイント・フィールド
現在、チェコ生まれで、世界中で愛されている空間浄化のためのソマヴェディックという装置についてその有用性を、アカシックレコード・リーダーのジュネさんが、とてもわかりやすくお話をいただいている期間限定公開(2022年11月30日まで)の「ソマヴェディックの謎」。ジュネさんは人気のヒーラ―として活躍されているのですが、そのベースとなっているのは、アーカーシャとよばれる目に見えない情報にアプローチして様々な情報をキャッチしヒーリング活動に活かしている方です。
そのジュネさんに以前、私がインタビューした映像(←こちらクリック)もあります。
このアーカーシャには、過去・現在・未来に関する宇宙のあらゆる情報があると言われているそうです。その概念を理解するには、いろいろな常識で凝り固められてしまった現代人には難しいなとも思えるのですが、量子物理学で言われているゼロ・ポイント・フィールドという概念を知ると、なるほど・・・と腑に落ちることがありました。
私は、先日、東大で原子力工学の博士号を取り、多摩大学大学院の名誉教授で、世界賢人会議ブダべスト・クラブの日本代表でもあり、日本を代表する知識人の一人でもある田坂広志氏の「死は存在しない」(光文社新書)という本を読みました。もともと51コラボで「聖なる次元へ~さまざまな死生観を巡って~」という企画を配信していることもあり、私は死生観に興味があり、死は存在しないというタイトルに魅かれて手にしたのでした。
この本のベースとなっているの量子物理学におけるゼロ・ポイント・フィールド仮説とは、田坂氏によるとこの仮説は『この宇宙に普遍的に存在する「量子真空」の中に「ゼロ・ポイント・フィールド」とよばれる場があり、この宇宙のすべての出来事のすべての情報が「記録」されている』というのです。
すべての情報が記録されている??この一文に出会ったときは大変驚きました。
田坂氏によると、現代の最先端宇宙論では138億年前に「量子真空」だけがあり、それが「ゆらぎ」を起こし、その瞬間に極微小の宇宙を生み出し膨張しはじめ(インフレーション宇宙論)、この宇宙の萌芽が大爆発を起こし、現在の宇宙が誕生した(ビッグバン宇宙論)とありました。
さらにこの「量子真空」の中には、この宇宙を生み出せるほどの莫大なエネルギーが潜んでいる。この莫大なエネルギー、ノーベル物理学賞を受賞したリチャード・ファイアマンの計算によると1立方平方メートルの空間に潜むエネルギーは、世界のすべての海水を沸騰させることができるというのです。真空とは無や空と考えられがちなのですが、実は莫大なエネルギーがそこに詰まっているというのです。
私たちが『「物質」と思ってものの実体は、すべてエネルギーであり「波動」に他ならず、それを「質量や重量を持った物質」や「固い物体」と感じるのは、実、我々の日常感覚場もたらす「錯覚」にすぎない。』と。この世界を構成する素粒子はエネルギー振動であり波動に他ならないゆえに、物質というのは本来存在しない。
そこで、目に見える物質のみならず、目に見えない意識もその本質は、エネルギーであり波動であり、この宇宙で歴史的に起こったことであろうが、今朝の食事であろうが、量子物理学的に見るとすべて「波動エネルギー」なのだというのです。
そして驚くに、ゼロ・ポイント・フィールドにはすべての情報が、波動情報として「ホログラム」で記録されているというのです。田坂氏の例えによると、静かな湖面に吹きわたる風の例をだし、『現実世界(湖面の上)での「出来事」(風)をゼロ・ポイント・フィールド(湖面)が、「波動情報」(湖面の波)として記録する』というイメージで説明しています。
つまり、138億年前の量子真空から始まる宇宙の歴史は、ゼロ・ポイント・フィールドではエネルギー減衰が起こらないために、すべての情報が記録されているというのです。そこから、話を展開させ、田坂氏は瞑想や祈り、シンクロニシティや神秘的現象、さらには死というものの現象までを説明していくのですが、私にとって驚きだったのは、アーカーシャ、アカシックレコードが、まさにゼロ・ポイント・フィールドというものとの共通点を見出いたということ。
精神世界と量子物理学の類似性は、かなり前から言われておりますが、理数系でもない私が平易な文章でゼロ・ポイント・フィールドという概念を知って、あらためて驚いたとともに、アカシックレコード・リーダーのジュネさんが推奨する「ソマヴェディック」というチェコで開発された空間浄化装置に、別の視点から見つめることができたのです。※『』部分は、田坂広志・著「死は存在しない」(光文社新書)から引用
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