この時代に蘇ったウルトラヒロー「シン・ウルトラマン」は・・・。

映画「シン・ウルトラマン」(2022年)

■製作年:2022年
■監督:樋口真嗣
■脚本:庵野秀明
■出演:斎藤工、長澤まさみ、有岡大貴、早見あかり、田中哲司、山本耕史、他

「シン・ゴジラ」のヒットに続き「シン・ウルトラマン」が公開された。ゴジラやウルトラマンといえば、僕ら子供世代においては不滅のエンターテイメントです。

現在61歳の私は、ウルトラQ、ウルトラマン、ウルトラセブンと続く流れが一つの幹としてあるのです。ちょうどウルトラマンが放送される前、テレビ局の宣伝のために巡回テレビとでもいうようなものが近所に来て、放送前のウルトラマンを鮮烈なカラー映像で見た記憶があります。

映画はそうした円谷プロの流れを意識したのか、ウルトラQに登場したマンモスフラワーやペギラを冒頭に描き、日本に現れるモンスターたちの解決をはかるべく任務を得た科学特捜隊(映画でな名前が違います)なる設置と歴史上の通過点として描いています。ウルトラQからウルトラマンへと放送が流れていくのを1本のストーリーとしてみせた。ヒロインを演じた長澤まさみが巨大化したのもウルトラQに出てくるエピソードですね。

そして元のウルトラマンでもキーとなったメフィラスやゼットン、ゾーフィなどが命運を握るものとして登場。残念ながらシン・ウルトラマンは、怪獣とウルトラマンが激突するというより人間ドラマに力点が置かれていましたが、その葛藤も不十分な気がしました。ウルトラマンはスペシウム光線こそ多様するもの、格闘シーンはほとんどなく、カラータイマーでピポン、ピポン・・・もなかったのがちょっとさみしい気がしました(あれも魅力の一つだった)が、映画館が一杯だったので、それはそれでよかったです。

そして 庵野秀明監督、「シン~」の第三弾として「シン・仮面ライダー」を製作するというから驚きです!

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