火山噴火で埋まった街を描いた映画とケルト人

映画「ポンぺイ」(2014年)

■製作年:2014年
■監督:ポール・W・S・アンダーソン
■出演:キット・ハリントン、エミリー・ブラウニング、キャリー=アン・モス、他

上野の東京国立博物館で大規模な「ポンペイ展」を開催していた。NHKも主催の一人に入っていて、だからなのかポンペイやローマに関する番組が数か月前、多く放送されていました。そうした総合的なプロモーションができるのはとても有利だなと思うのですが、まあ、ついでに映像から知識が補完されるから、いいっかと。

そんわけで遅くなったのですが、NHKで放送されていた映画「ポンペイ」を録画しておき観ました。火山噴火でポンペイの街が埋まってしまうものを描いた映画ですが、CGによるSFXの技術はさすがに素晴らしい。ただストーリーは、なんとなくあるあるの感じでこれといったものはありませんでした。

こうした歴史的な事実を描いた場合、新たな物語を付加する時、どうしてもあるあるになってしまうのは避けられないのかもしれません。典型的なパターンゆえに先が読めてしまうのです。

ただ、面白かったのはローマがヨーロッパを席巻した時代で、イングランドに住んでいたケルト人達を制圧し、奴隷かつグラディエイターとしてポンペイに連れて来たということ。このケルト人が主人公となるわけですが、私がケルトに興味を持ち少しばかり勉強したので、そうした関係性について、そういう設定かと気づいたのですが、そうでなければ見過ごしていた部分でした。

火山の大噴火で街が埋まってしまいその遺物が現在にまで残っているというのが、すごいなと思います。

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