アートで「眠り」を考えてみたら?

「眠り展:アートと生きること」 東京国立近代美術館

瞑想するときに、目を大きく開けて、さあ呼吸を意識しましょう!なんてことは、ありません。瞑想するときは決まって、目を閉じる、もしくは半眼でやります。

それは視覚的情報を遮断する行為。目を閉じると他人を見ることもできないし、鏡で自分自身を見ることもできません。人は眠るとき、目を閉じます。瞑想するときも眠るときも「目を閉じる」。瞑想すれば内省化に向かうし、眠ると夢をみる。

眠るという不思議な行為、そんな事象にアートの視点でスポットを当てた展覧会が、東京国立近代美術館で開催中の「眠り展:アートと生きること」(2月23日まで)。

この世は夢なのか?

夢は私に何を語りかけるのか?

眠りは死の隠喩?

眠りから覚醒するとは?

私は眠るから生きている?

アートはある抽象的な事柄をビジュアル化して、問題定義する。ともかく、いい眠りができるとその日は快活だ。いい眠りを今日も願わくば・・・。

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