映画史に残る名作の40年ぶりの続編は、いかに？

映画「ドクター・スリープ」(2019年)

■製作年：2019年
■監督：マイク・フラナガン
■出演：ユアン・マクレガー、レベッカ・ファーガソン、カイリー・カラン、他

映画「ドクター・スリープ」は、有名なスタンリー・キューブリック監督の映画「シャイニング」の続編として作られています。

私はスティーブン・キングのいずれも原作を読んでいないので詳しい部分はわかりませんが、この「ドクター・スリープ」はキングの原作を大切にしながらキューブリックの映画も踏襲できる中庸をとったものらしいです。

この映画では、人の息を吸って命を永らえる魔物らが登場しますが、それが前作の原因と関係があるのかというと、どうやらなさそう、ということになってきます。

魔物らは、遠隔視できる特殊な能力(＝シャイニング)を持つ人間を死の恐怖に陥れ、そこで吐き出される断末魔の吐息が、絶好のエサとなるため、シャイニングの能力を持つものとして、前作の登場人物が関わってくるというと。

前作を関係なく初めてみる映画としても、うまく構成されて飽きさせない作りになっているのですが、キューブリックの残した謎(それは観念的であり抽象的な気がします)が解明されたという訳ではない。

ドクター・スリープ(字幕版)