『タロットは、手の中の宇宙』鏡氏著「タロットの秘密」より

タロットとはほんとに不思議なもので『タロットとは手の中の宇宙なのである。』と表現しているのは占い関係の第一人者・鏡リュウジさんです。その鏡さんが「タロットの秘密」と題した本を講談社現代新書から出しており、さすがと思わせてくれる内容なので私が面白いなと感じた部分を引用を交えながら、紹介したいと思います。

タロット占いはカードを裏返しにしたまま、シャッフルしそのなかからランダムにひき出たカードを解釈するという形ですが心理学的なセラピー的な方法もあるというのです。

それはカードをすべて表に向けて十分な時間をかけてその中から気になるものを選ぶ。一枚だけでもいいし、人間関係の悩みなら「自分を表すカード」「相手をカードでたとえるなら」という感じで複数枚選んでもいい。ここから重要として『このカードをじっくり眺めて、最初は気づかなかったような細部や、気になるところをみてゆく』『その絵柄や色などから連想を広げていくことで、自分の気持ちの隠れた一面が表れることがある。』

そうすると

『自分の抑圧された感情が意識化され』『タロットが、自分の心の奥に潜む課題を引き出すきっかけとなる可能性がある』というのです。まさしく心理学的なセラピーと思います。以前、著名なゲームクリエイターがタロットを使ってゲームの展開をアイデア的に使っている人がいるということをこのブログで紹介したことがあるのですが、上記の鏡さんが紹介しているように

『偶然がもたらすカードからの啓示にひと時、常識で凝り固まった考え方から解放されてみる』というように自己変革のツールとしてタロットは使えると思ったりします。

いみじくも鏡さんは書いていますが、占いというマジカルな世界の第一人者ですが、一方で、迷信ではないかという理性的な部分も心の葛藤としてあると言います。非合理と合理、神秘と合理の相対する矛盾。その矛盾を真正面から取り組んだユングという心理学者がいてユングを研究テーマにしたといいます。私もユングの本を読んで、影響を受けどこか考え方のベースの基礎にもなっているように思います。

鏡さんの言葉を引用するならば『人は誰でも自分の中に理性とロマンの二つを抱えている存在であるはずだ。タロットは、誰の中にでもあるこの二つの側面をすくい上げているのだ。』宇宙の謎を解き明かしたいという人間の根源的な欲求『タロットは、手の中の宇宙なのである。』と発言しています。※『』部分、「タロットの秘密」鏡リュウジ著(講談社現代新書)から引用

私が企画した51コラボのコンテンツも占いに関するものもありますが、タロットに触発されたベリーダンス映像やタロットカードを用いた瞑想法タロットをベースとした庭園空間であるイタリアの「タロットガーデン」の紹介など、占いではないタロットをこんなふうに活用してみましたという映像コンテンツも含まれているのが期間限定企画「タロット、覚醒への旅」。バラエティな、これまでにはない内容のものとなっています。

オンライン配信コンテンツ「タロット、覚醒への旅」(2022年10月31日まで)

短い映像でまとめたものがこちらの映像

販売期間限定(2022年10月31日まで)とありますが、一度購入するとマイページからずっとご覧いただくことができるので、その点はご安心ください。それと鏡リュウジさんの本「タロットの秘密」もおすすめです。

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