浅草の弁財天は密度が濃いと感じた別空間だった

Go to trvelも来月、東京は解禁となりコロナを巡る様子は変化してきたように思います。大きな打撃を受けている観光業、私は都民ですが、この連休、浅草のホテルに泊まりました。

せっかくならとまっすぐに行くのではなく、浜離宮の公園をぶらっと散策し、そこから水上バスに乗り、気分を変えて浅草に。緑豊かな公園を抜け、隅田川を昇る船で受ける風の心地よさ。気分が変わります。

浅草に着いたら、浅草寺よりもまず行ったのは待乳山聖天。ここは開運アドバイザーの富士川碧砂さんに教えてもらい、以来、何度も足を運んでいます。目的は「浴油祈祷」をお願いすること。こここのご利益パワーはこれまで様々なことで実感しているので、ほんとにいい場所を教えていただいたと思っています。(富士川さんに聞いた動画も最後にアップしました)

そのまま地図を見ていたら吉原弁財天があったのでそこへ。作家で僧侶、映画にもなった「極道の妻たち」で有名な家田荘子さんが、その吉原弁財天さんで20年近く毎年供養しているという記事を読んだことがあり、そうなんだと印象に残った場所です。

『死者の思いを意識したのは、1991年に大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した「私を抱いてそしてキスして」の2年越しの米国取材でエイズ患者と過ごした時。「親しい患者さんが亡くなった後、姿が見えた。うれしかったが、死してなお楽になりたいと求めていると感じた」。帰国後は救うすべを求めて水行などを重ね、仏行も必要と得度を考えるように。そんな99年の夏、吉原弁財天と出会った。』(朝日新聞デジタル2017年1月25日の記事より引用)

関東大震災の時、多くの遊女たちが池に身を投げて命を失ったという場所がここ。供養のための観音様がど真ん中にありました。鈍感な私でもこの吉原弁財天さんの空気感は違いました。かなり濃密な感じがして、どんと思い空気の重力?を感じた、そんな体感がしました。その印象がここは特別な場所、そう感じたのです。

ホテルにプールがあったので、ひと泳ぎ。誰もいなかったので貸し切り状態。その後は浅草寺に行き、浅草の夜はふけていくのでした。

翌日はちょいと早起きして朝日を拝みました。スカイツリーの脇から昇る朝日もなかなかなものでした。

〈富士川碧砂さんに待乳山聖天さんのことを聞いた動画〉

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