Discover Japan!日本の古層に触れ、魂について考えてみる
日本各地無数にある神社の中で、どこの神社に行くべきか、と迷うことはありませんか?その神社に祀られている神様のエネルギーの性質を知らないまま、参拝していませんか?もしそうだとしたら、本当にもったいないです。
今回、オンラインで映像配信を再開した「知られざる日本~鳳凰の視座より」で講師を務める古神道研究家でスピリチュアルアークテクトの暁玲華さんは、長年にわたる研究の末に、「神道とは魂を取り扱う宗教である」としています。過日、神道の特徴について伺ったところ、次のような話をいただきました。
「元々は世界の宗教の勉強をしていたのですが、自分の足元である神道を深く学ぶことによって、結果的に世界の宗教の本質を垣間見ることにもなりました。世界の原始宗教は表現方法や時代によって違いはありますが、すべて同じ根から派生しています。神道はその本質により近い宗教で、仏教やキリスト教のような”教え”の宗教とは少し違うのです。神社に行くという行為により、自らの魂と神社に祀られている高次元の魂とが出会うことになるのです。」
暁玲華さんの日本の精神文化に対する知識の広さと深さに、ぽかんとしてしまうくらい本当に驚いています。加えて、建築の風水の知識による、様々な企業の建物や土地の浄化のお仕事、その実績に関するお話もちょこちょこ出てきます。
もともと世界の宗教についても関心の深かった暁さんだからこそ、神道の最大の特徴が見えやすかったと言えるかもしれません。つまり、その神社に鎮座する神様の魂と自身の魂についての認識が無くては、せっかく神社に参拝してもその恩恵をしっかり受け取れないまま終わってしまうことになるということもあり得るということなのです。
暁さんは全国各地の神社を訪ね歩く過程で、神道のルーツを壱岐・対馬に見出しました。壱岐には月を祀る古い小さな神社、対馬には太陽を祀る古い小さな神社があり、それぞれの神社やその土地に固有のエネルギーを受け取った暁さんは、そこから巫女たちが月、太陽、それぞれの光の玉を運んで移した先が、京都の月読神社であり、伊勢神宮であるかということが、分かったと言います。
また、その感覚は、当時の九州を中心とする海洋民族の構成や歴史的、地理的な背景を調べていく中で、客観的で合理的な解釈と一致することがわかってきたといいます。感覚的であると同時に、行動的、学究的でもある暁さんの研究姿勢は魂を取り扱う宗教としての神道の研究において、きわめてバランスが取れていると言えると思います。
再配信するオンライン映像「知られざる日本~鳳凰の視座より」は、日本の魂の宗教である神道、古くから受け継がれる文化や風習、そこに隠された神髄とは?ここでしか聞くことのできない暁さんならではの重要な情報が凝縮された好評を得た全12時間のオンライン講座です。
ところで、暁さんによれば、ベガという特別に大きな星(こと座で最も明るい星、七夕の織姫星)が、北極星とされていた縄文時代までは、女神の時代の最盛期であり、女性はみな巫女的な役割を果たしていたそうです。
現代はといえば、地球の歳差運動によりベガが最も北極から遠くなっていることから、男性性優位の時代であり、だからこそ、女性性を目覚めさせることが重要なのだそうです。そんな時代にあって、暁さんは、様々な天からのメッセージを聴く耳を持つ人に伝えてくれる貴重な巫女であると言えるでしょう。
そして何より注目すべきは、日本人のルーツにまつわる、暁さん独自の驚くべき発見の数々。日本人の特性の由来の秘密についてこれほど含蓄のある根拠を示された例をあまり聞いたことがありません。
ここでざっとその内容をご紹介いたします。各回60分の映像を12回お届けいたします。
◆第1回目『鳳凰・1』・・・世界各地に古代から伝えられてきた伝説の鳥、鳳凰。その姿や性質に秘められているメッセージについて世界と日本の双方の歴史的背景を元に繙きます。
◆第2回目『鳳凰・2』・・・宇宙の創造神と鳳凰、さらには人の魂との深い関係性について、天文学的な視点からさらには神社に残されている様々な痕跡を探りながら考察します。
◆第3回目『龍と戦争』・・・活力の象徴とされる龍の、正負両面の性質について、人間の意識との関わりについてなど世界の歴史をふまえながら探ります
◆第4回目『神社で開運』・・・神職の資格を持つ暁さんが神社に隠された数々の秘密について、また神社で開運するための参拝の正しい作法を伝授します。
◆第5回目『神道のルーツ・1』・・・神道以前の縄文時代を支えた磐座信仰と神道との違い、また、壱岐・対馬に神道が発祥した時代に島々に伝わった原始の神道についてお伝えします。
◆第6回目『神道のルーツ・2』・・・九州の島々に発祥した日の神信仰が本土に伝わり、伊勢神宮に天照大神として祀られるまでの詳しい経緯また奥深い祭祀文化の成り立ちについて探ります。
◆第7回目『神道のルーツ・3』・・・神道の歴史を様々な側面から深掘りし、世界の原始宗教との関係性についてそこから見えてくる神道の特徴や未来への可能性について考察します。
◆第8回目『年中行事と開運術』・・・天災の多い日本において、先祖たちが天や祖先たちに感謝し、繋がるために、年中行事に込めてきた祈りについて月を追って解説します。
◆第9回目『生活の知恵と風習』・・・厄年、仏事などの非日常的なことから、食生活などの日常生活に至るまで、幸せになるために日本人がそこに託してきた知恵の数々をお伝えします。
◆第10回目『植物・地相』・・・古神道における浄化法の奥義である木火土金水・五行。その中でも殊に重要とされる〈木〉即ち植物の性質の違いによる植え分けについて、風水の方位、地相と関連させながらご紹介します。
◆第11回目『幽界の霊たちと処世術』・・・陰陽五行による霊障避けの極意について木火土金水それぞれの例を紹介。さらに神道以前、死者と共に生活していたという縄文時代の文化について世界の古代信仰と相照らし合わせながら考察します。
◆第12回目『言霊・数霊』・・・日本の言葉、五十音全てに宿る固有の性質や力について解説します。数に関しても、西洋や中国の思想と相照らし合わせながらお伝えします。
全780分超える内容に加えて、特典として
(1)番外編映像・・・本編とは別に12回に渡り語った「番外編映像」をまとめて1本の映像としてお届けします。(82分)
(2)アマビエについて・・・番外編としてコロナ禍で流行ったアマビエについて考察したお話です。(17分)
(3)魂の神社について・・・人は4つの魂の神社を持っているというお話です。(9分)
(4)あなたの天命を知る・・・あなたの生まれてきた意味は?天命をしるヒントを語ります。(14分)
(5)電子書籍「神々を迎える鹿島の海」・・・「ザ・フナイ」2020年9月号寄稿原稿
そんな暁玲華先さんに、神道を学んできたこれまでの道のりを振り返っていただきました。「宗教や思想を知り、文明を理解しようとすることは、思ったよりもたいへんでした。頭での理解では追いつかないような、さまざまな体験をするようになり、巫術や霊的な理解が必要となっていきました。洞察するつもりだったことが、次々と必要に迫られて分野を拡げて学ぶことになり今の仕事にまで発展していきました。」さらに、
「25歳で会社をやめた時は、ちょうど世紀末でノストラダムスの予言などの世紀末思想の本を読んだりスピリチュアルの本にかなり啓蒙されていました。これからの時代の思想に大きな興味を抱き始めると、 過去の思想も知りたくなりました。世紀末思想の影響で 少しでも世界を救う知恵がほしいと思い、思い切って好きなことを追求していこうという生き方に飛び込んだのですが、不安をかき消しながら前にすすむことによって、何かを変えることができる勇気や世界観を持つことができました。」
暁さんは大学で西洋建築を学び、建築の道を目指して就職。やがて西洋の思想や宗教のほうに関心を抱くようになりましたが、当時、神道にはほぼ関心がなかったそうです。しかし、自らの足元である神道はどうなのかとふと思い至り、神社巡りを始めました。
神社のたたずまいや風景、鳥居の形などを見ているうちなんだかザワザワしてきて、神社には魂に響くような日本人の霊的ルーツがあるのでは?見えない何かとても大事な秘密が眠っているのではないか?と感じるようになりまるで大きな力に導かれるように全国の神社を次々と訪ねることになったそうです。
ご自身の著書にも書かれていますが、暁さんのこれまでの人生には、やはり神道と神社は計り知れない力を秘めていると感じさせる事例が実にたくさんあります。神社に隠された力と深く繋がるためにはどうすればいいのか
暁さんのお話を聞いていると、昔の日本人は当たり前にそれをわかっていたに違いないと思えてくるのです。
◆暁玲華の「知られざる日本~鳳凰の視座より」
コロナでいろいろ言われ制約も多い4連休ですが、皆様にとって素敵だなと感じられるお時間をお過ごしくださいね!
暁玲華プロフィール
古神道研究家 、スピリチュアルアーキテクト。千葉大学工学部建築学科卒 。
大学時代から興味のあった世界の古代宗教を研究する傍ら、日本の神道や陰陽道、民間呪術等に精通する。神主の資格を持ち、風水師、スピリチュリストとしても活躍。パワースポット研究の第一人者として雑誌、ラジオ、テレビなどに出演 。アプリやWEBサイト「暁 玲華99年に一人の霊視力」等がある。著書に『幸せを呼び込むパワースポット』( 集英社)、『鎮宅霊符カード』(VOICE)、『おはらい88の作法』(アスペクト)『幸運は「準備している人」に訪れます 「神様とのつながり」を強くする生き方』(三笠書房)他多数 。