いい曲だなと聴いていたら、裏腹な人生が見えてきた?
梓みちよ「二人でお酒を」と「メランコリー」
先日、昭和の女性ボーカリストの懐メロを歌ったエレファントカシマシの宮本浩次氏の音楽を聴いていたら、梓みちよさんが歌った「二人でお酒を」が、いい曲だなーと思い、彼女のCDを聞いてみたくなり、さっそく購入しました(笑)
私は梓みちよさんの曲はほとんど知らない。知っているのは、「こんにちは赤ちゃん」「二人でお酒を」「メランコリー」くらい。
「二人でお酒を」はいい曲と思いましたが、「メランコリー」も素敵な曲と思ったのですが、それらの曲の歌詞を味わいながら聴いているうちに、あれ?っと思うことが。結婚1年で破局、野球選手との愛人生活とゴシップでで知る彼女の断片的な人生を漠然と思ってみたりしました。そうすると曲が何か非常に皮肉に聴こえてくるのでした。
「こんにちは赤ちゃん」で「わたしがママよ」と幸せいっぱいに歌ったのが、このCDで初めて知ったのですが、赤ちゃんがどこかにいってしまったという歌詞の「夢で逢いましょう」という曲があって、ええっ!と。
そして「うらみっこなしで 別れましょうね」とあの名曲「二人でお酒を」があり、そして「腕から 時計を はずすように 男と さよなら 出来るんだって 淋しい 淋しいもんだね」とい歌詞の「メランコリー」が・・・。演出され作られた世界のものとは言え、最初の印象と変わってきて何かとても悲しくもあり、シュールに聴こえてくるのでした。