2020年6月13日 / 最終更新日 : 2020年6月13日 服部 書物の森 つい最近まで、消費の主体は個人ではなくて記号の秩序だった 『消費社会の神話と構造』ジャン・ボードリヤール(紀伊国屋書店) ボードリヤールはフランスの代表的な社会学者で、社会学に記号論や精神分析論、文化人類学を導入し、シミュレーション、ハイパーリアルといったキーワードを流行させた […]
2020年6月10日 / 最終更新日 : 2020年6月10日 服部 映画 パパは出張中なのと強制労働の役務に・・・ 映画「パパは出張中!」(1985年) ■製作年:1985年■監督:エミール・クストリッツァ■出演:ミキ・マノイロヴィッチ、ミリャナ・カラノヴィッチ、モレノ・デバルトリ、他 私は旧ユーゴスラビアやセルビアといった東欧の歴史 […]
2020年6月9日 / 最終更新日 : 2020年6月9日 服部 オンライン配信 未だ神話の延長線上にいる「日本」という国! 日本は「世界最古最大の呪詛大国」 日本は「世界最古最大の呪詛大国」。この言葉を聞いたのは月刊誌「ムー」などでお馴染みのサイエンス・エンタテイナーの飛鳥昭雄さんからです。呪詛?その言葉を聞くと一瞬、オドロオドロしく感じるの […]
2020年6月8日 / 最終更新日 : 2020年6月8日 服部 書物の森 世紀末に異色の華を咲かせた天才を題材にした小説 『サロメ』(原田マハ)を読む 書店で本を物色していたら平積みになっていた一冊の文庫本の表紙が目に入ってきました。有名なオーブリー・ビアズリーの絵が表紙の原田マハさんの小説「サロメ」です。私は10年ほど前、ビアズリーの有名 […]
2020年6月5日 / 最終更新日 : 2020年6月5日 服部 映画 戦禍の中、大人の恋の逃避行がせつない 映画「オン・ザ・ミルキー・ロード」(2016年) ■製作年:2016年■監督:エミール・クストリッツア ■出演:エミール・クストリッツア、 モニカ・ベルッチ、スロボダ・ミチャロヴィッチ、他 映画「アンダーグラウンド」で、 […]
2020年6月4日 / 最終更新日 : 2020年6月5日 服部 書物の森 日本人のDNAに刻まれた開運法がここにある 「神さまを100%味方にする 開運和柄」富士川碧砂を読む 日本人は八百万の神、あらゆるものに神を見出してきた民族です。神だけではなく、妖怪画の一等最初のものと言われている「百鬼夜行」に登場する目に見えない存在も、実は、古 […]
2020年6月3日 / 最終更新日 : 2023年3月7日 服部 聖なるものを巡る思考 魔力が宿るとされる古代北欧の「ルーン文字」 「ルーン文字 古代ヨーロッパの魔術文字」ポール・ジョンソン著を読む 「ルーン文字は実用的な目的で、あるいは呪術を目的として、数多くの遺物に刻まれた。そして暗号、謎かけ、詩などのかたちで、神託をたまわる道具、呪術的なシンボ […]
2020年6月1日 / 最終更新日 : 2020年6月1日 服部 映画 激動の歴史を辛辣に、そしてコミカルに描いた大傑作 映画「アンダーグラウンド」(1995年) ■製作年:1995年■監督:エミール・クストリッツァ■出演:ミキ・マノイロヴィッチ、ラザル・リストフスキーミリャナ・ヤコヴィッチ、他 第45回カンヌ国際映画祭(1995年)でパル […]
2020年5月31日 / 最終更新日 : 2020年5月31日 服部 書物の森 レトロな空間で出会う私にとってのお宝? 『東京古本とコーヒー巡り』(交通新聞社) 書棚をみているとこんな本を見つけました。私は時々、古本屋を覗くのが好きです。 それは、まず、雑然と本が置かれた書棚を見ると数ある書籍のジャンルのなかで店主がどの分野に力を入れてい […]
2020年5月30日 / 最終更新日 : 2020年5月30日 服部 書物の森 自由とは自らを攻撃するパラドックスがあるということ 「マルクス・ガブリエル 欲望の時代を哲学するⅡ」を読む 今最も注目される哲学者とされる人物がマルクス・ガブリエル氏。以前にも彼の本を読んだのですが、哲学書だけあって、なかなか難解。彼の説く「新実在論」は、世界は存在しない […]