2024年11月12日 / 最終更新日 : 2024年11月12日 服部 書物の森 自己実現と自己逃避~カフカ「断食芸人」 ファスティングというものが流行っています。つまり、断食です。飽食の時代、ファスティングによって体を浄化させるというもの。私も三日間、断食を経験したことがあります。経験では、二日目は糖の不足で頭が痛くなり、三日目は空腹感を […]
2024年11月11日 / 最終更新日 : 2024年11月11日 服部 映画 虚と実が交錯する映画「八犬伝」 江戸時代に滝沢馬琴によって創作された「南総里見八犬伝」をベースに、独自の視点で再創造を加えた山田風太郎の「八犬伝』。この「八犬伝」を元に作られたのが、映画「八犬伝」。 映画は「虚」の世界として、創作の「八犬伝」の世界を、 […]
2024年11月9日 / 最終更新日 : 2024年11月9日 服部 日本の聖地 「八犬伝」のゆかりの場所・伏姫籠穴 南房総市の富山(とみさん)と呼ばれる山の中腹に、江戸時代の戯作者である滝沢馬琴の『南総里見八犬伝』の物語の発端となった伏姫の話のゆかりの場所があります。それが伏姫と八房(やつふさ)が、住んだと言われている伏姫籠穴(ろうけ […]
2024年11月3日 / 最終更新日 : 2024年11月3日 服部 書物の森 処刑装置は予言する~カフカ「流刑地にて」 カフカ「流刑地にて」 フランツ・カフカの短編小説「流刑地にて」は、とても不思議な感覚に陥る作品。この小説は、異様ともいえる処刑装置を中心に展開され、権力、正義、そして人間の存在意義とは、なんだ?ということを考えさせられる […]
2024年10月24日 / 最終更新日 : 2024年10月24日 服部 美術・工芸・演劇 勅使河原三郎ダンス公演★カフカ「変身」を観た! 世界的に活躍する著名なダンサー・勅使河原三郎。そのアトリエが、なんと家の近くにありました。勅使河原三郎のダンスは90年代、今はなき銀座セゾン劇場などで見たことがあります。その勅使河原は、そこで定期的にアトリエ公演をやって […]
2024年10月19日 / 最終更新日 : 2024年10月19日 服部 書物の森 父親からの逃走か?~カフカ「判決」 カフカ「判決」 カフカの短編小説「判決」は、1912年9月22日から23日にかけて夜中から朝方にかけて、一気に書き上げたと、自身の「日記」に書いています。この「判決」は、父と子の複雑な心理関係を通じて、個人の無力感や自己 […]
2024年10月16日 / 最終更新日 : 2024年10月16日 服部 聖なるものを巡る思考 仏教が古代エジプトに来ていた? 2023年、エジプトの遺跡で仏像が発見されていたということを遅まきながら知りました。これはとても興味深いなと思いました。 発見されたのはエジプトのべレニケ。このベレニケは、当時のインドの硬貨なども発見されており、ローマ時 […]
2024年10月7日 / 最終更新日 : 2024年10月7日 服部 書物の森 幸福の縁切り神社とお寺さん 私の知人で、声優として数々の有名アニメやゲームのキャラの声やTV番組でのナレーションなどで35年のキャリアを持ち、一方で2年先まで予約が取れない人気の占い師として二足のわらじで活躍されている富士川碧砂さんという方がいます […]
2024年10月6日 / 最終更新日 : 2024年10月6日 服部 書物の森 永井豪によるダンテ「神曲」 永井豪は、子供の時、絵家にあった「ダンテの神曲物語」という子供向け本にあったギュスターブ・ドレの挿絵に強く惹かれたといいます。ドレの絵が、想像の世界を現実のものと感じさせるほどの強烈な説得力があるというのです。このダンテ […]
2024年10月4日 / 最終更新日 : 2024年10月4日 服部 書物の森 地獄は闇の牢獄、天国は光の牢獄? デビルマンレディとダンテの「神曲」 永井豪「デビルマンレディ」 永井豪の漫画で、イタリアのダンテによる古典「神曲」に強く影響を受けた作品としてデビルマンのスピンオフの位置づけにある「デビルマンレディ」。ここには、まさにダンテの「神曲」の地獄篇にインスパイア […]