2024年6月3日 / 最終更新日 : 2024年6月3日 服部 美術・工芸・演劇 日本の超人、空海の業績の一端を感じる 『空海ー密教のルーツとマンダラの世界』展 (奈良国立博物館) 空海は、日本の平安時代に活躍した真言密教の開祖。空海が残した業績は、その後の日本に多大な影響を与えました。奈良国立博物館で開催中の『空海ー密教のルーツとマンダ […]
2024年6月2日 / 最終更新日 : 2024年6月2日 服部 映画 近未来、バイクが爆走するバイオレンス映画 「マッドマックス:フェリオサ」を観ました。何も考えることなく迫力の映像に身を委ねるだけ。面白かった!「マッドマックス」が登場したのは1979年、今から45年前だ。バイクがひたすら爆走する近未来バイオレンス映画は、そのパワ […]
2024年5月19日 / 最終更新日 : 2024年6月2日 服部 オンライン配信 人類に“人種”は存在しないうこと 先日、文化人類学をチョトと勉強ていたら、私が何の疑問もなく思っていたことが、実は大きな誤解に基づいていたということを知り、ビックリしました。それ、知っているよ、という方もいらっしゃると思いますが、私は、それ知らずにいてイ […]
2024年3月5日 / 最終更新日 : 2024年3月5日 服部 美術・工芸・演劇 タロットの象徴的世界に触発されたベリーダンス アレハンドロ・ホドロフスキー監督は、映画『エル・トポ』『ホーリー・マウンテン』などで知られる鬼才として有名です。この『エル・トポ』はジョン・レノンにも影響を与えたことでも知られており、私も初めてこの映画を観たときに、こん […]
2024年3月1日 / 最終更新日 : 2024年3月1日 服部 書物の森 不確かな現実の中で・・・フィリップ・K・ディックの哲学的SF世界 フィリップ・K・ディックは、アメリカのSF作家であり、現実と幻想の境界、人間の認識、現実の不安定性などをテーマにした作品で知られています。ディックは1928年にイリノイ州シカゴで生まれ、カリフォルニア州バークレーで育ちま […]
2024年2月28日 / 最終更新日 : 2024年2月28日 服部 書物の森 生と死、科学の暴走「フランケンシュタイン」でメアリー・シェリーが先取りした感性 約200年前に、「フランケンシュタイン、あるいは現代のプロメテウス」という書物が、イギリスの10代の女性の手によって書かれました。有名な「フランケンシュタイン」の誕生です。この死者を蘇らせるという奇抜な小説は、発表当時は […]
2023年12月25日 / 最終更新日 : 2023年12月25日 服部 書物の森 澁澤龍彦の「エロスの解剖」は、猥雑性を無化する・・・ 澁澤龍彦が「エロスの解剖」と題してエロティックな世界のことを書いても不思議といやらしさがないのは、そこに感覚に関する表現はあっても、情動に関する記載がなされていないからだろう。それと澁澤流とも言うべき、延々と列記されたエ […]
2023年12月21日 / 最終更新日 : 2023年12月21日 服部 書物の森 幻想絵画にひかれる理由-澁澤龍彦「幻想の画廊から」 『幻想の画廊から』 澁澤龍彦(河出文庫) 澁澤龍彦なる人物、私的には無視し得ない知の巨人なのです。澁澤は、様々なアンダーグラウンド、異端的なものを紹介し続け、多くの芸術家達に影響を与えてきたわけですが、私も、芸術家でもな […]
2023年12月20日 / 最終更新日 : 2023年12月20日 服部 書物の森 アンドレギュヌスの幻想:澁澤龍彦「夢の宇宙誌」 『夢の宇宙誌』は、60年代の澁澤龍彦の著作の中で代表的な作品と言われているだけあり、おもちゃ箱のような面白さがあります。それこそ、私の目からすると、本自体がひとつのアート作品として存在しているような印象を与えます。私がそ […]
2023年12月18日 / 最終更新日 : 2023年12月18日 服部 映画 澁澤さんの映画論「スクリーンの夢魔」 希代の知識人であった澁澤龍彦。その彼が映画について書いた文章をまとめた本が、『スクリーンの夢魔』。そこに言及されている映画は、当然、執筆した時代背景があり、古い作品が多い。なので読み手側のイマジネーションを掻き立てながら […]